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UPDATE|2019/07/24

SKE48江籠裕奈が語る「今までのアイドル人生がすべて報われた瞬間」

撮影/武田敏将


──誰と話をすることが多いですか?

江籠 (斉藤)真木子さんやちゅり(高柳明音)さん、おじゅり(松井珠理奈)と話すようになりました。話してみると、「あっ! そういう考えもあったんだ」とか、「あの時はこうすればよかったんだ」とか気づくことも多くて。最近は慕ってくれる後輩も増えたので、後輩と話すことで上手く自分の気持を切り替えたりできるようになりました。

──積極的に話そうと思ったきっかけはあるんですか?

江籠 元々、ちゅりさんには悩みを聞いてもらっていたんですけど、それが迷惑をかけているなっていう思いもあったんです。その時にちゅりさんから「味方になってくれる人は私以外にもたくさんいるよ」って言われて。じゃあ、いろんな人の話を聞いてみようかなって思ったんです。

──グループに入ってからメンバーに心を開くまで時間がかかったと。

江籠 そうですね。私の中で心を開ける人は1人いればいいって思っていたんです。それがちゅりさんだったんです。

──人と話すことで江籠さん自身大きく変われた?

江籠 そうですね。人の力はすごいと思います。私は元々ネガティブな性格なんですけど、それを言うと、真木子さんに「今まで真面目にやってきたんだから自信を持ったほうがいい」って言われて、それで自信を持てるようになった部分もあると思うんです。「SKE48ゼロポジ公演」の本番中、真木子さんが客席で泣いているのが見えたんです。終演後に「(MVPの)審査員が全員ボードに江籠ちゃんの名前を書いているのを見たときに泣いた」って教えていただいて。それはすごく嬉しかったですね。

──感動的なお話です。ちゃんと見てくれている人は見てくれていたわけですね。

江籠 私、アンナ先生に直接指導していただいたわけではないので、パフォーマンスを見ていただいて、お話をお聞きするという機会はこれまでなかったんです。今回、アンナ先生に審査していただけたのもすごく貴重な経験になったと思います。

──立ち上げ当初のSKE48を知る方ですもんね。

江籠 私は11歳でSKE48に入ったので、今の性格も考え方もSKE48が作ったものだと思うんです。だから(アンナ先生の直接指導は受けていないですが)、SKE48魂は受け継げているのかなって(笑)。
AUTHOR

林 将勝

CREDIT

撮影/武田敏将


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