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UPDATE|2019/07/28

ももクロ・佐々木彩夏の驚くべきインタビュー力「メディアではなく、その先にいる読者に向けて」

『ももクロ青春録』(朝日新聞出版)


そして本のラストはメンバー4人による座談会で締めくくらせていただいた。

4人が揃うと、当然、ワチャワチャがはじまってしまう。立ち会ったマネージャーさんから「いつまで経ってもはじまらないので、早く質問してください!」と言われてしまったが、そのワチャワチャ感が「いまのももクロ」をものすごく表しているな、と思い、しばらく眺めたあと、どれだけ空気感が伝わるかわからないけれど、そのワチャワチャから活字化することに決めた。本当に中身のないバカバカしい会話なのだが、ここからスタートして、どんどん真面目で深い話へと転がっていくのが、なんとも「いまのももクロ」っぽかった。あまりにも真面目な方向に流れそうになると(百田夏菜子が熱く語るシーンが多かった)、玉井詩織がわざと笑いに変えるようなキーワードを投入して流れを変えたり、最終的には全員で高城れにをフィーチャーする方向へもっていくチームワーク。本当に4人はいい1年を過ごしてきたんだな、ということがよくわかる座談会になっている。

一般発売に先駆けて、8月3日、4日の西武ドーム大会で『MomocloMania2019』にて先行販売させていただくことになった。さすがに開演前にすべて読むのは難しいと思うが、会場で手に取っていただいた方には、ぜひ昨年の『MomocloMania2018』の項だけでも読んでいただければ、と思っている。

この1年でもっとも印象に残っている光景が、そのライブのリハーサルが終わった直後にバックステージで目撃したメンバーの姿だった。もう7年以上、密着取材をさせていただいているが、あそこまで追いこまれた4人の姿を見たのは、はじめてだったかもしれない。そして、そこで佐々木彩夏が発した言葉は、いまだに脳裏に焼きついている。その光景の詳細や、佐々木彩夏の言葉については、ぜひ『ももクロ青春録』でご確認いただきたい。佐々木彩夏の「インタビュー力」とメンバーの「人間力」は、おそらく、このあたりから想像を遥かに上回る次元で覚醒しはじめたのだ、と確信できると思う。


▽『ももクロ青春録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイド・レポート2018-2019』
著者:小島和宏
出版社:朝日新聞出版
定価:本体1,482円+税
頁数:272ページ
Amazonはこちらから。
AUTHOR

小島 和宏


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