2回目のMCでは最年長の田村真佑が中心になって『裸足でsummer』の振りを伝授するも、明けて1曲目は『君の名は希望』。会場には「お~!」というどよめきが聞こえてきた。ミリオンヒットではなかったが、乃木坂46以外のファンの心にも刻まれたマスターピースになっていたのだ。
センターは筒井あやめ。その震える指先から緊張感が伝わってきたが、最年少(15歳)の筒井こそ「乃木坂46の希望」であると感じさせるには十分のパフォーマンスだった。
『ジコチューで行こう!』のセンターは清宮レイ。今回のMVPを挙げるとしたら彼女になるだろう。弾けるような笑顔の印象が強い清宮だが、普通にしていても笑っている顔になってしまうため、最近はカッコいい曲の時の「表情の研究」をしているという。
この日は研究の効果が出たのかクールな表情も決まっていた。もちろん『ジコチュー』では笑顔を全開にして本領発揮する。手足の長さを活かしたダンスも彼女の魅力だ。最後の「だるまさんが転んだ」の振りでは、田村からの熱いキスを受け止めた。
最後は、掛橋沙耶香センターの『裸足でSummer』。掛橋は「どんな時も楽しむ」という武器でTIF初日を見事に締めくくった。東京の空の下、乃木坂46の新星がアイドル界の新星になった。