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UPDATE|2019/09/07

蓮舫議員「政治家になるより芸能界で生き残る方がリスクが高いと思った」【井上咲楽の政治家インタビュー】

左から井上咲楽、蓮舫 撮影/松山勇樹



井上 私も国会や委員会を傍聴するようになって、目の前でいろんな話が進んでいくのが政治の力なんだなと思いました。でも、周りの政治や選挙にあまり関心のない友達に聞くと、変化が届いていないんですよね。だけど、ペットを飼っている人は、ペット法案のニュースに反応するし、当事者になると細かいことまで法律が整っているんだなって気づくから、もっとこういう見方が広がっていったらいいのに、と感じています。

蓮舫 政治と聞くと、外交から内政まで全部を押さえなくちゃってイメージがありますが、そんなことはないんです。ペットを飼っている方、不妊治療に向き合っている方、特別養護老人ホームの待機の多さに困っている方、自分事として捉えることのできる問題の向こうには全部、政治がありますから。本当に関心のあるところを1つ見ているだけで、政治は自分事になる。この感覚をもっともっとみんなに持って欲しいなってことは、すごく思います。

井上 今の話を選挙に興味ない人が聞いたら、「選挙に行かなきゃ」となってくれるのかなと思いました。

蓮舫 ね。なってほしいですね。

(『月刊エンタメ』2019年10月号掲載)

「取材を終えて」~井上咲楽の感想~
取材中、絶対に私から目を逸らさない蓮舫さんの目の奥には、本当に政治が好きなんだという生き生きしたものがあったような気がします。参院選の演説で感じた説得力の強さは、蓮舫さん自身の内面から滲み出ているものなのでしょう。そして、臨時国会前に大注目の立憲民主党と国民民主党。絶対に守りたいものと、守るための妥協。今はお互いにとってとても難しいけど、大切な時期だと思います。

蓮舫議員が <新たに選挙権を得た若い世代> に読んでほしい1冊

『昭和史1926-1945』『昭和史戦後篇1945-1989』(半藤一利 著/平凡社 刊)
作家の半藤一利さんはこの国の歴史をとてもよくご存じで、噛み砕いて書いていらっしゃいます。特に『昭和史』は軍事によって支配され戦争に突き進んでいく時代の昭和、戦後の昭和の二部作で、その間にある1945年の8月15日を切り取って書いた『日本のいちばん長い日』を合わせて読んでもらいたい。難しく感じるかもしれませんが、人物名や事件名をネットで検索しながら、ゆっくりでも読み進めると、歴史は政治だということがよく分かります。それと私は、中学生のときに配られた日本史と世界史の資料集が好きで。歴史物を読むとき、私は必ずあれを手元に置いています。日本史と合わせて横軸で世界史を見ると、意外な気づきがあって面白いんですよ。

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。現在は『くすぐる』(テレビ愛知)などにレギュラー出演中。
Twitter:@bling2sakura

▽蓮舫(れんほう)
1967年11月28日生まれ、東京都出身。青山学院大学卒業後、報道キャスターなどを経て、2004年の参議院選挙で初当選。民主党政権時代、内閣府特命担当大臣などを歴任。
CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/松山勇樹

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