FOLLOW US

UPDATE|2019/09/20

「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」地方公演完全レポート! メンバーが語った “あべこべな世界”の真実

「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」東京ドーム公演 撮影:上山陽介

8月16日の宮城公演を皮切りに、神奈川、大阪、福岡、そして東京を駆け抜けた欅坂46。9月30日発売の「月刊エンタメ」11月号ではそんな全国ツアーを特集する。今回は特集内のライブレポート前半を先行公開! 宮城、神奈川、大阪、福岡の地方公演の様子をメンバーたちの声とともに紹介。多くの謎に包まれたライブの真実に迫る。



8月7日深夜0時、欅坂46の公式サイトに突如、謎の暗号が掲載された。それは5月の「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE 武道館公演」でお披露目された“欅文字”と言われるオリジナル文字による暗号であり、解読すると「918 919」「35 42 21 139 45 7」という数字が浮かび上がる。

「918 919」は日付、そして「35 42 21 139 45 7」は緯度経度であり、示された場所は東京ドーム。一体何が起きるのかファンがざわめく中、8日、「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」追加公演として9月18日と19日の東京ドーム2days公演が発表された。

全国ツアー開催前のサプライズ発表。だが、初日・宮城公演前日にはセンターである平手友梨奈が怪我による出演見送りを発表。まさに、期待と不安の中、今年の全国ツアーはスタートした。だが、この夏、欅坂46にとって大きな変化が起きることをそのとき我々はまだ知らなかった。

     *     *     *

宮城から始まり、神奈川、大阪、福岡と回った今回のツアー。公演の内容は、これまで以上にストーリー性が強く、欅坂46のクールな世界観を色濃く表したステージであった。

開演前、ステージに置かれたラジカセから流れるBGMにノイズがかかると、突如、音と照明がシャットダウン。聞き馴染みのあるOVERTUREが流れ、ライブが始まった。モニターに映し出された映像には2期生の顔ぶれや、欅共和国(7月5日〜7日)で活動再開した原田葵の姿もあり、欅坂46の新時代の幕開けを彷彿させる。OVERTUREが終わると、暗闇の中、モニターには無機質で不気味な文字が浮かぶ。

「キミタチニデグチハアルノカナ? コノセカイハオモテガウラデ ウラガオモテ サイゴノヒトリニナラナイヨウニネ」

謎のメッセージに困惑する中、ステージが明転すると、そこには衝撃的な光景が。大きな檻が現れ、その中にメンバーたちが閉じ込められていたのだ。

不安げに立ちすくむ者や、脱出を試みようとする者、手鏡をのぞく者など様々な様子のメンバーたちが檻の中を彷徨っている。観客たちもどよめく中、鈴本美愉が立ち上がり金網を掴むと『アンビバレント』がスタート。普段、ステージ全体を使いパフォーマンスする欅坂46が狭い檻の中で踊り出した。しかし、窮屈な空間だからこそ、その迫力も増しているように思えた。

RECOMMENDED おすすめの記事