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UPDATE|2019/10/26

石破茂 元防衛相、大好きなカレーとアイドルを語る【井上咲楽の政治家 直撃〜前編〜】

左から井上咲楽、石破茂 撮影/荻原大志

「栃木県生まれの眉毛ガール」井上咲楽の政治家対談、今回は、防衛大臣や農林水産大臣、内閣府特命担当大臣、自由民主党幹事長など名だたる役職を歴任してきた石破茂議員が登場。凝り性としても知られる石破議員の、趣味へのこだわりとは。(「月刊エンタメ」11月号掲載)



井上 『月刊エンタメ』はアイドルカルチャーマガジンです。政界きってのアイドル通の石破さんは、今の「会いに行けるアイドル文化」についてどう思われていますか?

石破 売れていない時代に一生懸命応援すること。それがアイドル好きの真価だと思っているので、今のファンの人たちにもシンパシーを感じます。やっぱり売れちゃうとつまらないからね。

井上 でも、もともとは売れて欲しいと思って応援するんですよね?

石破 それはそうですね。

井上 でも、売れちゃうとちょっとさみしい……みたいなことですか?

石破 そうだね。どこへいっちゃったんだろうな、あの子ってね(笑)。

井上 複雑な心理が(笑)。もし、70年代、80年代のアイドルが今のように会いに行ける存在だったら、握手会とか参加していましたか?

石破 会いに行かなかったと思うね。アイドルってその名の通り、偶像みたいなとこがあると思っているんですよ。だから本当を知っちゃうと偶像が崩れてしまう気がしてね。遠くにいて会えないからこそアイドル、だと思うけどね、私は。例えば、私が中学3年のとき、昭和46年に南沙織さんがデビューするわけですよ。

井上 南沙織さん? ごめんなさい……、分からないです。

石破 何? そもそも知らない! 恐ろしいことだ……。ま、とにかく当時の私は、好きになったアイドルの歌は全曲歌えるよう一生懸命覚えていたわけです。でも、コンサートにはほとんど行ったことなかった。

井上 それはチケットが取れないからですか?

石破 いや、やっぱり本物を観ちゃうとダメなんだと思って(笑)。だから、……ブロマイドは知っている?

井上 分かります!

石破 良かった(笑)。ブロマイドを定期入れに入れて、そっと見る。それが私にとってのアイドルとの距離感。伝わるかな。

井上 今だったらスマホの待受にするみたいな感じでしょうか?

石破 そんな感じ……なのかな。うん(笑)。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/荻原大志


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