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UPDATE|2019/10/16

元AKB48 大和田南那が語る “あの頃と今”「注目されていても…むしろ同期と同じお仕事がしたかった」

大和田南那 撮影/松山勇樹



──AKB48卒業の理由として「ちやほやされ過ぎて1人でやっていけると思った」と番組で語ってましたが、実際にそうなんですか?

大和田 それもありますけど、当時はアイドル活動の他にお芝居のお仕事も多かったんです。自分的にもそっちの方が楽しくなって、お芝居1本でやっていきたいなということで、高校卒業前の区切りもあってAKB48を卒業しました。その後、今の事務所に入って、女優以外のお仕事もさせていただいたら、お芝居1本に決めなくてもいいんだなって考え方が変わったんです。それで今はバラエティだったり、グラビアだったり、いろんなお仕事をさせていただいてます。

──振り返ってみて、アイドルというお仕事はいかがでしたか?

大和田 やって良かったと思います。最初から1人で活動していたら、今のようなお仕事の広がりはなかっただろうし、良い経験をさせてもらいました。

──AKB48時代はチームBに昇格して間もなく『セーラーゾンビ』の主演に抜擢されたり、選抜メンバーに選ばれたりと、かなり推されていた印象ですが自覚はありましたか?

大和田 それが当時は中学生だったので何も考えてなかったんですよね。誰もが通る道だと思ってたのでプレッシャーもなく楽しんでました(笑)。むしろ同期と同じお仕事がしたいのに、何で私だけ……と思ってました。私がドラマをやっている間に、新しくドラフト生の後輩が入ってきて、私以外の同期の方が関わる時間が長かったんですよ。それで大きいコンサートで久しぶりにみんなと会ったら後輩と仲良くなってて、「どうして私だけ関われてないの?」と思いましたね。

──その分、先輩と一緒にいる時間は同期の誰よりも長いですよね。

大和田 それはありますね。特に『セーラーゾンビ』でトリプル主演だった川栄李奈さん、高橋朱里さん、ミュージカルに出演したときに主演だった宮澤佐江さんにはお世話になりましたし、私の中で大きい存在です。

──OGが集まった『ロンドンハーツ』の収録はいかがでしたか?

大和田 AKB48時代は総選挙もありましたけど、みんなで一緒に頑張っている意識の方が強かったんです。むしろ『ロンハー』の方がライバル意識を感じて、ちょっと怖かったです(笑)。収録前に、懐かしいねって話はしたんですけど、お互いに様子を伺っているような雰囲気でした。

──そんな中で、大和田さんは見事に存在感を示しました。

大和田 緊張していたので流れに任せていただけで、MCの方々に助けられました。ただ本番になると元メンバーだからやりやすかったですね。

──反響はいかがでしたか?

大和田 大きかったですね。まわりから「目立ってたね」とか「面白かったよ」とか言われましたし、先ほどお話に出たしゃぶしゃぶ食べ放題も、「食べてる姿が可愛くてファンになりました」って声も多かったので良かったです。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/松山勇樹


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