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UPDATE|2019/10/28

ぱいぱいでか美が感じる、流動的なのに揺るぎないハロプロという存在「絶対に見ているうちに好きになる」

上段左からモーニング娘。'19、アンジュルム、Juice=Juice 下段左からカントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS


──その誠実さが実を結ぶことは多いでしょうね。ところで先ほど水着の話が出ましたけど、でか美さん自身も水着のグラビア仕事をこなしています。

でか美 私の場合、水着の仕事は大好きですから。喜んで自分から着ちゃいます。あやちょだって水着がダメだと言っているわけでは決してないんですよ。ただ、やるかやらないかは本人が選べばいいということ。そこは選択肢を提示するべきだというのがあやちょの一貫した考えなんじゃないかなと思うんです。あやちょは思想についていろいろ言われてしまうこともありますが、基本的にすべて「選択肢がある」ということを伝えたいのかなと私は思っていますし、それはとても大切なことだとも私自身感じています。

──ファンの中にはアイドルの水着グラビアがなくなってしまうのでは、という声もありますよね。

でか美 水着グラビアを望む方の意見として多いのは、「水着グラビアで恥ずかしがるのが良い」というもので、私もそこはめちゃくちゃ共感します。正直(笑)。でも私としては、「別に水着を着たい人が着ていても恥ずかしいと思うこともあるし、恥ずかしがる表情も出そうと思えばプロとして出せるし、それは服を着ていても同じですよ」と言いたい。だからフェチ的な部分まで失われたり、俺たち私たちの娯楽が! と失望はしなくてもいいとは思いますね。だから水着がなくなったとしても、そこは心配することはないんじゃないかな。

──でか美さんだけじゃなく、アイドルにも水着の仕事が好きな子もいると思うんです。

でか美 そうだと思いますよ。「脱ぎ仕事=レベルが低い」ということは決してないですし。倉持由香さんとかがいい例だけど、プロとしてのプライドを持ってやっている方もたくさんいる。もし嫌でしょうがないけど水着になっているというのだったら、プロ意識を持ったグラビアアイドルに対して失礼ですよ。あとこれは水着ではないんですけど、『恋はアッチャアッチャ』のMV撮影でウェディングドレスを着ることになったあやちょが、直前になって泣きながら嫌がったという出来事があるんですよ。「女の幸せは結婚がすべてではない。そのことを主張し続けてきたのに、最後のシングルでこの仕打ちか……」と。
CREDIT

取材・文/小野田衛


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