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UPDATE|2019/10/20

カントリー・ガールズの活動休止に見た、アイドルの新たな明日

左から小関舞、船木結、森戸知沙希、山木梨沙


アイドルは「なんでもできる」けど、「ずっとはできない」。

その事実は永遠を夢見ていたファンのアイドル観だけでなく、間近にいた後輩アイドルたちの人生観にも、きっと強く突き刺さっていたはずなのだ。

そこで後に続くアイドルたちの人生観、今回の主題に照らし合わせていえば「幸せな明日の選択」が、アイドル界にいろいろあった数年後のここにきて、目に見えて変わりつつあるのは、やはり当然の流れの中にあるような気がする。

ただアイドルたちの人生観が急速に変わっていく一方で、アイドルビジネス自体は今も永続を柱とした紳士協定でバランスをとっているため、今回のような発表があるとファンはそのズレの中で生じる裂け目に突然落とされてしまう形になり、とても苦しい気持ちになるのもまたひとつの現実だ。

このような苦しさからファンがすぐに解放される特効薬というのはそれこそ自ら距離を持つという自衛策しかないのかもしれないが、それで手軽に済ませてしまうことが、アイドル界の今後を考えたときに正しいこととは思えない。

それを考えるとやはり基本的にはアイドルビジネスそのものが、アイドルたちの変わりゆく人生観と一から真摯に向き合い直すべき時期がやってきているように思う。

そしてその向き合い直されたバックアップの上で、「なんでもやってきた」彼ら彼女らが、「何度でもやり直せる」象徴になる、そんな希望を創造することができたなら。 そこにはアイドルとファンが変わらず見続けられる、新たな時代の夢が、生まれるように思うのだ。
AUTHOR

乗田 綾子

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