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UPDATE|2019/10/26

カントリー・ガールズが体現した“媚びない可愛らしさ” 活動休止までの歴史を名曲と振り返る

左から小関舞、船木結、森戸知沙希、山木梨沙


その後、2015年6月に島村が脱退、そして11月にはハロプロ研修生から船木結と梁川奈々美が加入する。

ちゃきちゃきと明るい大阪っ子・船木、そして口が立つ優等生な梁川。2人ともとにかくポテンシャルが高かった。同期でともに小柄だが、タイプの違う2人はいつしか“やなふな”と呼ばれ、ファンからもメンバーからも愛される存在に。

そして2人が加入して最初のシングル「ブギウギLOVE」では、これまでのとにかくラブリーな世界観から、グループの新たな一面ともいえる強く凛々しい表情を見せる。特に船木の力強い歌声はカントリー・ガールズの表現の幅を広げてくれたように思う。



2016年の4月に稲場が活動休止、8月にはそのままグループを卒業する。そして11月、プレイング・マネージャーとして後輩たちを率いてきた嗣永が、翌年の6月をもってグループおよびハロー!プロジェクトからの卒業、芸能界を引退することが発表された。

カントリー・ガールズがどんなときもステージの流れを自分たちのものにし、ときに毒っ気を交えながら、ファンを楽しませる愛らしいパフォーマンスができるのは、嗣永の背中を追いかけ続けてきたからだろう。

ファンに媚びる可愛らしさではなく、それぞれが自分らしく強い意思を持つことが今を生きるアイドルとして重要なことなのだと、アイドル人生をかけて私たちに、そして後輩たちに教えてくれた。彼女たちのステージを見ていると、今もどこかで“ももち先輩”の存在を感じてしまう。



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