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UPDATE|2019/10/29

欅坂46 田村保乃 伝説の東京ドーム公演 前夜を語る「欅坂46としてできない自分を見られるのが怖かった」

撮影/河野優太

9月19日、20日に行われた欅坂46「夏の全国アリーナツアー2019」東京ドーム公演。メンバーが全身全霊で挑んだ公演は、2日間で10万人の観客を集め、驚愕と感動を与えた。中でも注目を集めたのが約1年9カ月ぶりにパフォーマンスされた『不協和音』。パフォーマンス初参加となる2期生・田村保乃の「僕は嫌だ」の叫びは多くの観客に深い印象を与えた。今回、『月刊エンタメ』12月号(10月30日発売)の発売に先駆け、田村保乃のインタビュー前半部分を先行公開! 彼女はどんな気持ちであの公演に臨んだのか話を聞いた。


──田村さんは東京ドーム公演のMCで「この公演には色んな想いがある」と仰っていました。一体どんな想いがあったのでしょうか?

田村 ドーム公演はリハ期間も限られていて、それに加えてダンスや立ち位置など覚えなきゃいけないものがたくさんあったので頭がいっぱいいっぱいだったんです。それに、ライブ前に9thシングルの選抜発表があって、選抜に選んでいただいているのに上手くパフォーマンスをできる自信がなくて。リハのときはステージに立つのがただただ怖かったです……。こういう感情は初めてでした。

──田村さんはドーム公演直後のブログ(9月21日投稿記事)でも「初めての感情にたくさん出会った」と書いていましたね。

田村 初めて欅坂46としてステージに立ったときももちろん不安だったし、むしろ自信を持ってステージに立てたライブの方が少ないんですけど、今回はそれとはまた違うプレッシャーや不安がありました。自分だけの問題じゃなくて欅坂46としてできない自分を見られるのが怖かったです。

──久々の『不協和音』で、しかも「僕は嫌だ」というパートも任されてプレッシャーも大きかったと思います。田村さんは『不協和音』のパフォーマンスは観たことがありましたか?

田村 もちろんあるんですけど、『不協和音』って自分の意思を曲げない曲じゃないですか。私は本当に真逆で、周りに流されますし、嫌なことは嫌だってあんまりハッキリ言えない性格なので上手く表現できるのかなと不安でした。私がこのパートを言って、皆さんに想いを届けられるかなって……。

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