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UPDATE|2024/05/17

結木滉星、ドラマ『パーセント』で伊藤万理華と初共演「ふたりのシーンが恋愛には見えないように」

結木滉星 写真◎NHK

伊藤万理華主演の土曜ドラマ『パーセント』(NHK総合・BSP4K)が、5月11日(土)より放送された。今回、蘆田孝雄役の結木滉星のインタビューが到着した。

【写真】結木と伊藤が最初に撮影した”ゲームセンター”の場面、ほか【3点】

ローカルテレビ局「Pテレ」のバラエティ班で多忙な日々を送る吉澤未来(伊藤万理華)。いつかドラマ班に異動したいと企画書を出し続けていた彼女は、ある日自身のドラマの企画が通ったことを告げられる。喜んだのもつかの間、部長からの「主人公を障害者ってことにできないか?」という提案のもと、“登場人物に多様性を持たせたドラマ”作りに奔走。

やがて彼女は車椅子に乗った高校生・宮島ハル(和合由依)に出会い、ドラマの出演をオファーをするが、ハルは「障害を利用されるんは嫌や」と拒否。諦めきれない未来は、ハルが所属する劇団「S」の稽古場を訪ねることになる。

今回、未来の同期で未来よりもドラマ班でのキャリアは長いが、まだ自分の企画が通ったことはない「Pテレ」で働くアシスタントプロデューサー・蘆田孝雄役の結木滉星のインタビューが到着した。

     *     *     *

──『パーセント』に出演することが決まったときのお気持ちは?

結木 すごくうれしかったです。とてもチャレンジングな企画だと感じたので、楽しみなのと、作り上げるのはきっと大変だろうなと思いました。障害のある俳優のみなさんと一緒にドラマを作ること、そこに挑戦しようとしているのが伝わってきました。まず、台本を読んだだけで、プロデューサーさんの熱い思いが伝わってきたんです。本当にこれをやりたくて、ずっともがいてこられたんだろうなという印象を受けました。

──蘆田を演じるうえで心掛けていることや役のみどころを教えてください。

結木 蘆田は、結構繊細で、心が常に動いていて、いろんな感情が駆け巡っている人です。自分自身の劣等感とかプライドとか、(伊藤演じる)吉澤未来に対する同期ならではの思いとか、いろいろな感情があって、演じるのは凄く難しい役になると感じました。

でも吉澤に対してはとても優しく接する一面を持っていると思います。蘆田が吉澤に付き合ってあげているのは、吉澤の真っすぐなところ、自分がやりたいことに芯を持っていて、突っ走っているところに魅力を感じているからだと思います。それは、蘆田にはない部分だと思っているからこそ、そばで支えてあげたいと思っているのだと思います。

でも、心のどこかで負けたくないというプライドも持っている。ずっとドラマ班にいたのに、吉澤がバラエティ班から引っ張られてきて、すぐに企画も通って……、それは嫉妬しますよね。 このドラマでは吉澤と蘆田、ふたりの関係性が大事だと思っていたので、一つ心がけていたこととして、ふたりのシーンが恋愛には見えないようにしたいと思っていました。

吉澤とのシーンは、蘆田にとってもベースになる部分が多いので、最初に撮影したゲームセンターのシーンから、それが作れたことが大きかったと思います。


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