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UPDATE|2024/05/31

理系コスプレイヤー・紬とろろ「アニメのラッキースケベが好きなので水着は抵抗がなかった」

撮影/たむらとも

あどけない顔立ちと、身長148センチの小柄なボディーを活かしたコスプレで唯一無二の存在感を放つコスプレイヤーの紬とろろ。アニメはもちろん、APEX、VALORANTを始めとしたFPSゲームもこよなく愛し、ゲーム界隈でも注目を集めている。自ら“理系コスプレイヤー”と名乗る彼女のベールに包まれたキャリアに迫る!

【写真】SNSでは水着の投稿も人気、紬とろろの撮り下ろしカット【14点】

北海道の大学に通うようになって時間的余裕もできたことで、それまで以上にSNSに注力すると、フォロワー数も一気に増え、撮影会やイベント案件など、東京での仕事が定期的に入るようになった。

「大学生になると、厳しかった母も諦めたみたいで(笑)。私が強行突破タイプというのも理解していたので、黙って東京に行かれるよりは、予定表を共有してくれたほうがいいと、コスプレ活動を容認してくれました。

当時は自分のやりたいコスプレというよりは、『僕の妹がこんなに可愛いわけがない』や『エロマンガ先生』など、人気アニメのコスプレをすることが多くて。ただ自分のコンプレックスとして肌の色が黒めというのがあって、似合わないウィッグの色が結構あったんです。あまり色黒のキャラを好きになることもなかったので試行錯誤していました。

そんな中、見た目的に幼いので制服の衣装がSNSでは人気で。そういったコスプレ写真をあげつつ、コンスタントに配信も継続するというのを心がけていたら、着々とフォロワー数が伸びていきました。継続が大事というのはニコニコ動画で学んだことですね」

大学卒業後は上京して、スタートアップ企業に就職した。

「大学で化学を専攻していたんですが、それを活かしたお仕事となると、職場が地方になってしまうんですよね。コスプレ方面の調子が良かった時期で、勢いを止めたくなかったので、そっちを優先して就職を決めたんです。

会社にはコスプレをやっていることもお伝えして、理解してくれた上で採用していただいたんですが、私は一つのことに集中すると、他のことが手につかなくなるんです。それで一年ほど働かせていただいた結果、もっとコスプレイヤーとしての活動をしたいということで退職して、このお仕事一本に絞りました」

上京すると順調にコスプレ案件も増えていった。

「どうしても北海道在住だとお声がけいただけないことも多かったんですが、上京してからは気軽にオファーしてもらえるようになりましたし、東京で活動しているお友達も増えたので状況が一変しました。会社を辞めるときは多少の不安もあったんですが、何とかなるだろう、何とかならなかったら何とかしようみたいな精神で突き進みました(笑)」
AUTHOR

猪口 貴裕


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