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UPDATE|2019/11/29

『ザ・ベストテン』『明星』『クリィミーマミ』…東京女子流・新井ひとみ80年代カルチャーを語る

衣装と髪型も80年代アイドル風にした新井ひとみ


──今回、この『デリケートに好きして』は『魔法の天使クリィミーマミ』という80年代を代表するアニメのOPです。作品のことは歌う前からご存知でした?

新井 いえ。ただ、色んな所でコラボ展開しているのは見ていて、私の友だちのバイト先でもコラボしたこともあったので、あの作品か!とわかりました。確か島崎遥香さんが「じゃんけん大会」でマミちゃんのコスプレをしていましたよね? 中川翔子さんもお好きだと聞いていますし、相当今のアイドルさんに影響を与えたんですね。その影響力もわかるぐらい可愛い作品ですよね。35年以上に渡って今でも愛されている作品の歌を歌えるのは幸せです。

──沢山の方に愛されている作品の代表曲をカバーするのは、緊張しますか?

新井 最初はもう緊張しかなかった! けど今は楽しみの方が強いかも。昔から知っている方はモチロン、新しくこの曲を知った方に、届けばイイなぁ~と思っています。

──今回歌の部分で意識されたことは?

新井 『デリケートに~』は、楽曲の中に“三つの人格”が入っているんですよ。まずAメロとBメロは小さい頃……小学低学年の表現を意識していて、サビはザ・アイドル、間奏では“新井ひとみ”という三つに分かれていて。パートごとに私の表現が変わる部分を楽しんで聞いてほしいですね。あとは、全体的に80年代のアイドルさんの歌い方、特に語尾がハネるような歌唱法を相当意識しました。Bメロ終わりの「本当よ♪」という歌詞が、こうクイッと上ずるように上がるんですよ。この歌い方は女子流ではやってこなかったので、レコーディングは相当苦労しました(苦笑)。

──歌い方で参考された方はいますか?

新井 オリジナルを歌われた太田貴子さんの歌い方はたくさん研究しました。あとは、松田聖子さん。ハネ方の上手さはモチロン、音域が広いんですよね。艶やかで芯のある声をされているで、可愛くもありカッコよさも感じるんですよ。画面を通して見ると、振りや仕草が可愛いなぁ~!とキュンキュンするのですが、声だけを聴くとハッ!となるぐらいカッコいいんですよね。

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