FOLLOW US

UPDATE|2019/12/04

描かれるのは究極の映画愛、成海璃子 主演ホラーコメディ公開「ラストシーンはみんなの気持ちを込めた」

撮影/西邑泰和

TSUTAYA主催による映像企画とクリエイターの発掘プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」の2016年準グランプリ受賞者、ヤング ポール監督による映画、『ゴーストマスター』が12月6日(金)に公開される。



舞台はとあるキラキラ青春映画の撮影現場。“壁ドンの意味”に悩んだ主演俳優、桜庭勇也(板垣瑞生)のせいで撮影がストップ、監督に事態収拾を任されたB級ホラー映画を愛する助監督の黒沢明(三浦貴大)には次々と災難が降りかかる。黒沢の鬱憤が頂点に達した時、彼がしたためていたホラー映画の脚本に悪霊が宿り、現場は阿鼻叫喚の地獄絵図に変る……という血みどろホラー・コメディ作品だ。

笑いあり涙あり血しぶきありの今作に彩りを与えるのは、ヒロインの渡良瀬真菜を演じる成海璃子。初のアクションにも挑戦した成海に今作について、撮影現場裏話、また映画愛について語ってもらった。

     *     *     *

──『ゴーストマスター』はホラーコメディという触れ込みですが、非常に映画への愛が詰め込まれた作品になっていたと思います。成海さんが初めて脚本を読まれた時は、どういった感想を抱かれましたか?

成海 物語としては壁ドン映画であったりホラーがテーマにはなっていますが、正直、描写の面で脚本からは想像できないシーンも多くて、「これは一体どんな映像になるんだろう?」と思っていました。ただ、映画愛やエネルギーが伝わってきましたし、私が演じる渡良瀬真菜という役どころもいいなぁと思ったので、これはきっと面白い作品になるなと。『ゴーストマスター』という作品に全力で乗っかり、とにかく楽しもうと思いました。

──成海さんが演じられた渡良瀬真菜は、昭和の大アクション俳優の娘でありながら、その出自と自らの演技に対し葛藤しているという役どころでした。あまり背景が描かれていませんでしたがサブテキストなどは?

成海 いえ、特に用意していませんでした。意識したのは、前半はほとんどセリフもなくひたすらジッとしていたので、後半の覚醒する場面に向けて意識を高めていこうとは思いました。
ゴーストマスター
AUTHOR

田口 俊輔


RECOMMENDED おすすめの記事