今年2月にAKB48チーム8を卒業した長久玲奈は、今夏初のソロワンマンライブを開催し本格的なソロシンガーとしての道を歩み始めた。本格始動間もないながらも、その注目度は高い。
元アンジュルム和田彩花も10月のフェス出演より、ソロとして始動開始。ポエトリーリーディングに、和田作詞によるフランス語を大胆に配した『Une idole』など、高度な芸術性が早くも爆発している。
ライブシーンを覗けば、独自の世界観で魅了する女性シンガーソングライターが大いに賑わしている。「(株)会社じゃないもん」代表にして、チャーミングでぶっ飛んだキャラ、キャッチィでメロディアスな楽曲を武器にお茶の間とメディアを賑わせまくる眉村ちあきは缶コーヒー「ジョージア」のCMにも出演と、その勢いは日を増すごとに強くなっている。
眉村同様、自ら立ち上げた会社の代表をつとめる完全“しゃちょー”こと里咲りさも、相変わらず先の読めないユニーク極まりない活動を展開。レトロとフューチャーが高次元で結びついたサウンドと“不思議・少女”全開なパフォーマンスが耳目早い界隈で話題沸騰中の加納エミリ……と、百花繚乱状態。
遡れば、アイドル/タレントとしてキャリアをスタートさせながら、高い音楽センスを徐々に開眼させ、国民的人気シンガーへと成長した森高千里やZARDの坂井泉水という偉大なる先達がいる。国民的に愛されるシンガーソングライターは彼女たちの中から生まれるやもしれない。
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『月刊エンタメ』1月号では、長久玲奈、原田珠々華、Kinoshitaにインタビューをした「アイドル→シンガーソングライターという選択」特集も掲載しています。