FOLLOW US

UPDATE|2019/12/10

潮紗理菜が「日向坂で会いましょう」で注目度上昇中! 気付けば「聖母」から「小道具の天才」に?

アイドル番組定点観測 第43回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第43回となる今回の観測期間は12月2日(月)~8日(日)。



このコラムでも以前からその魅力については何度も言及していたんですが、ようやく最近華が開いてきた感があるのが日向坂46・潮紗理菜。おしゃべりが大好きでありながら、インドネシア育ちのお嬢様という生い立ちのせいか時々やや突飛な発言もあり、さらに優しい癒しボイスなので聞き心地もよく、彼女のSHOWROOMなんて至福の時間でしかないんですよ。ただ、バラエティ番組においてはなかなか見せ場を作れずにいました(というか他のメンバーのキャラが濃過ぎるだけなんですけど)。

しかし、そんな潮がここ最近『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)で一気に笑いをかっさらうようになり注目を集めています。9月15日(日)放送回ではオードリー・若林正恭への誕生日プレゼントとして「カエル型ギロ」(背中をこするとカエルの鳴き声がするインドネシアの置物)を持参、11月24日(日)放送回では「ガムランボール」(インドネシアの鈴のようなもの? 英語では「Dream ball」と呼ばれるらしい)を持参し、「不思議なものをスタジオに持ってくる子」という謎キャラを獲得。

でもそれらはまだいいんです、ギロもガムランボールもれっきとしたインドネシアの工芸品(たぶん)なので。しかし、12月8日(日)放送回で「私だけのストレス解消法」として潮が「私は稲を見ます」と言い、1本の稲(草?)を差し出したのには腰を抜かしました。この子、ほんと変わってるなぁ~!

潮のバラエティ力が上がっているというよりは番組制作サイドが潮のイジリ方をようやく掴んできた、といったところでしょうか。『日向坂で会いましょう』は大喜利力の高いメンバーやMCに対して強く当たれるメンバーが重宝されがちですけど、この調子でさらにいろんなメンバーの隠れた面白さを引き出してほしいし、潮は芸能界で「令和の“小道具の天才”」ポジションを確立してほしいです!
AUTHOR

左藤 豊


RECOMMENDED おすすめの記事