7月7日(日)のNHK大阪ホールを皮切りにスタートした約4年ぶりのAKB48全国ツアー。宮城・広島・福岡・名古屋・北海道など10会場での公演を終え、12月9日・10日にTOKYO DOME CITY HALLにてファイナル公演を開催した。
チーム4(9日昼)、チームB(10日朝)、チームK(10日昼)、チームA(10日夜)と各チームごとに行われたツアーファイナル、2日目昼に行われたチームK公演の模様をレポートする。(ライブの写真は
こちらから)
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熱さとパフォーマンス力が売りの込山榛香キャプテンのチームKの公演は「Beginner」から格好よくスタートした。続いて「最終ベルが鳴る」やNMB48の「HA!」、「スクラップ&ビルド」など力強さを存分に表現し、緑のペンライトに染まった会場を盛り上げる。
ユニットコーナーでは、倉野尾成美、武藤小麟らで「波乗りかき氷」、小田えりな、下口ひなならの「向日葵」など、夏にスタートしたツアーでの楽曲はそのままに、メンバーをシャッフルして披露した。
アンコール明け、「転がる石になれ」「僕にできること」と続き「To be continued.」に入ると、涙を浮かべるメンバーも。
最後の挨拶で、小田えりなが「このツアーで一緒に過ごす時間が増えて、本当にいい人ばかりのチームKに入れて良かったな…」と泣き始めると、半数以上のメンバーが泣き出した。
先日卒業発表をした峯岸みなみは「解散なの?(笑)」と茶々を入れつつも、改めて「このチームKのツアーはすごく楽しくて、振り返ればAKB48に入った当初は『まだ人を楽しませる力がないのに自分たちが楽しむな』って言われていて、私たちがステージを楽しむのはまだ早いんだと思いながらずっとステージに立っていました。でも長くAKB48にいさせてもらって、素敵なチームに巡り合えて、メンバーと一緒にこのステージに立つことが、こんなに楽しいんだって。そして『楽しい!』って言っていいんだなって思えるところまで来たんだなと自分で感じて、すごく感慨深くなりました」と自身の活動を振り返った。
さらに「これからまだまだ先が長いメンバーたちにとって、ステージを楽しく感じられない瞬間とか、本当は笑顔でいられない瞬間とかがたくさんありながらも、みんなのためにステージに立つと思うんですけど、みんながAKB48を卒業する頃には、心からステージを楽しいと思って卒業してほしいので、それまでチームKでのこの思い出を胸に、これからも羽ばたいてください。チームK最高でした! ありがとうございました!」と感謝の気持ちをメンバーそしてファンに伝え、自身も涙を浮かべた。
キャプテンの込山は、峯岸や矢作萌夏などの卒業を受け「一人一人がすごく自分を持っていて、これからの道をはっきり意思表示するメンバーがたくさんだからこそ、卒業という新たな道に行くこともあるんだと思います。ファンの方は卒業するたびに大丈夫かな?って不安に思ってしまうと思うんですが、こうしてみんなと活動してきて、心から楽しいから大丈夫だと思います。今この一瞬一瞬を大切に私たちはステージに立って、ファンの皆さんも私たちがアイドルでいる時間一瞬一瞬を大切に応援して目に焼き付けていてほしいな、と思います。これからもチームKの応援をよろしくお願いします!」と決意を新たにした。