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UPDATE|2020/01/19

クロちゃんの超私的な2019年アイドル事件簿「息づいていた“チームKの血”」

クロちゃん



「脱ブーム」の象徴・まえだゆう
「アイドル戦国時代」という言葉が最初に使われたのは9年前と言われています。9年は長いですよ。アイドルは一過性のブームでなく、ジャンルとして根づいたと僕は考えています。9年も経てば、デビューしたばかりのグループもベテランになる。「アイドル=若くて可愛い」だけではなくなっているんですよ。その象徴がpredia。アダルトなフェロモンを撒き散らしながら独自のポジションを確立しているんですけどね。

そしてprediaが単なる「大人のアイドル」で終わらないのは、ちゃんゆう(まえだゆう)がいること。彼女は可愛いけど、ガチの変わり者ですからね。もう30歳なのに、「ちゃんころぴー、忍者になりたいでござる!」とか言い続けている。アイドルグループって不思議ちゃんキャラがよくいるじゃないですか。だけど無理して作るキャラって、僕ら芸人からすると見ていて痛々しいんです。その点、ちゃんゆうは何も狙っていない。普段は保育士として働いているくらいだから、子供たちと同じで心が純真なんです。品があるところが、すごくいいんですよね。

題字でブチ上がり!
19年のニュースといえば、この連載を始めさせていただいたことも忘れてはいけないでしょうね。そしてさらにうれしかったのは、タイトルの題字をLiKEのバウエルジゼル愛華ちゃんに書いてもらったこと。愛華ちゃんの魅力を1つだけ伝えるとしたら、めちゃくちゃ恥ずかしがり屋さん。恥ずかしがって声が小さくなっちゃうので、何をしゃべってるか分からなかったりするんですけど。

(『月刊エンタメ』2020年2月号掲載)

▽クロちゃん
1976年12月10日生まれ、広島県出身。お笑いトリオ安田大サーカスの一員。大のアイドル好きで、忙しい合間をぬって アイドルライブへと足を運ぶ。ドッキリ、炎上などのイメージが強いが、アイドルへの思いはピュア。
Twitter:@kurochan96wawa
CREDIT

取材・文/小野田衛


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