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UPDATE|2020/01/20

小坂菜緒が正反対キャラを熱演! 日向坂46出演ドラマ『DASADA』は“ギャップ”を楽しみたい

アイドル番組定点観測 第49回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第49回となる今回の観測期間は1月13日(月)〜19日(日)。


日向坂46メンバーが総出演するドラマ『DASADA』(日本テレビ)が1月15日(水)より放送スタート! 同じ目標に向かうことで築かれる友情を描いた学園青春群像劇なのですが、皆さんご覧になりましたか? 筆者は視聴後、とにかく不思議な感覚に陥りました。なんたって、小坂菜緒演じるゆりあの「だって私、かわいいじゃないですかぁ~。だのに~」なんていうぶりっ子ゼリフからドラマの幕が上がったんですから。かわいいことは認めるにしても、現実の小坂とキャラが違い過ぎる! 実際、小坂本人も「私と正反対の役なんです」(学研プラス『BOMB』2020年2月号)と語っていました。

小坂に限らず、いつも笑顔で元気印なイメージのある渡邉美穂演じる沙織が終始仏頂面だったり、文系女子のイメージがある宮田愛萌がバレーボール部員の役だったり、バラエティでも人の悪口は言わない潮紗理菜・丹生明里がイヤミっぽい演技をしたり、さらには井口眞緒の役がグラビアアイドルだったり……。もちろん「役にぴったり!」というメンバーもいるけれど、現実の人柄とドラマの役柄のギャップを面白がることでより一層楽しめるドラマかなと感じました。

さて、日向坂46ではその渡邉をはじめ佐々木美玲、松田好花が今年成人式。1月19日(日)放送『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)では3人の成人メンバーをフィーチャーした企画が行なわれました。その中で印象に残ったのは、新成人の誓いとして「春日(俊彰=オードリー)さんのような大人にはならない」と渡邉が宣言したシーン。春日とのビジネスライバル設定を今でも律義に守り続ける姿を見て、さっき「『DASADA』はギャップ」と書いたけど渡邉と沙織は1本芯が通っている点において案外似ているよな、などと思いを巡らせたりもしました。

あと、『日向坂で会いましょう』でちょくちょく話題に上がるのがけやき坂46(現・日向坂46)出演舞台『あゆみ』(2018年上演)。今回も美玲のおばあちゃん役が面白過ぎたという話になったり、いつもネタにされるからコメディ作品のように思われている節があるけど、当時劇場で観た者から言わせてもらえば、めっちゃくちゃ泣ける舞台だったんですよ! SNSでは「当時はまだファンじゃなかったから観てないけど、気になるから舞台『あゆみ』観てみたい」という声も見掛けたし、改めてどこかで舞台『あゆみ』振り返り企画、やってくれないかな?
AUTHOR

左藤 豊


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