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UPDATE|2020/02/15

稀代のグラビアクイーン・川崎あやが引退を前に実感したこと「グラビアのお仕事が本当に好き」

川崎あや 撮影/佐藤裕之



──ゼロイチファミリアがここまで成長すると思っていましたか?

川崎 できたときは仲良しサークルみたいな感覚だったので全く思わなかったです。気付いたら所属タレントが増えて、いろんな仕事も増えて、事務所らしくなったなと思います。

──設立当時から所属する先輩としての責任感はありますか?

川崎 一番の先輩なので、ちゃんとしなきゃいけないって常に思っていましたね。もともと率先して人を引っ張るタイプではないんですけど、そうせざるを得なかったというか。

──所属タレント同士がSNSで宣伝し合うのは川崎さんの影響ですよね。

川崎 初めてアンジェ(アンジェラ芽衣)が雑誌の表紙になったとき、「後輩が出るので買ってください」ってツイートをしたら、それを見たゼロイチの人が「こういうの大事だよね」と言って、そういう雰囲気が事務所内に出てきたんです。

──5年間グラビアを続けてこられたモチベーションは何ですか?

川崎 まず自分自身が楽しめること。あと応援してくれるファンがいたからこそ今日まで頑張ってこられたと思います。「ミスFLASH2016」のオーディションを受けたときに、ファンの方が課金してくれたり、時間をかけて会いに来てくれたり、仕事を早く切り上げて配信を観てくれたり。そのおかげでグランプリを受賞して、みんなの好意を無駄にしたくないなと思って、より仕事に真剣に向き合うようになりました。

──引退を決断した理由は?

川崎 グラビアのお仕事は根底に楽しいがあって、上手くいかなくて悔しい思いをしたときも、その悔しさを糧に頑張れたんです。でもバラエティや女優さんのお仕事をやらせて頂いたときに、その感情が一切芽生えなくて、ただただ辞めたかったし、これは続けられないなと。

──グラビアの需要があるのに引退という選択をしたのが驚きでした。

川崎 やろうと思えば、どんな形であれ続けられたんです。でも続けていく以上はグラビア以外のお仕事の話も頂くし、ゼロイチファミリアに所属している以上、グラビアしかやらないってことはできない。事務所を辞めてフリーになる選択肢も考えたんですけど、そうなっても辿る道は下降する一方かなと。今はゼロイチだから表紙も頂けると思っていますし、フリーになって自分で営業もできないし。となると撮影会やファンイベントぐらいしか活動の場がないと思ったんです。そんな姿を後輩にもファンにも見せたくないと思って、だったら引退しようと。もう辞め時だなと思ってから引退発表まで1年ちょっとあったんですけど、改めて私はグラビアのお仕事が好きなんだなと実感した1年でした。

(取材・文/猪口貴裕)

▽川崎あや(かわさき・あや)
1991年1月3日生まれ、神奈川県出身。O型。167センチ/B80・W52・H88。驚異のウエスト52センチから「くびれスト」と呼ばれている。2018年『週刊ヤングジャンプ』の表紙で記録的な売上を達成し、その後数々の雑誌の表紙を飾る人気のグラビアモデル。2020年3月14日をもって芸能界引退を発表している。
Twitter:@kawasaki__aya
CREDIT

撮影/佐藤裕之 取材・文/猪口貴裕


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