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UPDATE|2020/02/04

クロちゃん元Pから豆柴の大群へ「もう一度、僕にプロデュースをやらせてほしい」

クロちゃん



今、メンバーに思うことですか? それはやっぱり頑張ってほしいと思いますよ。実際にやってみて分かったけど、アイドルのプロデューサーとメンバーの関係というのは「上司と部下」ではなくて「親と子」なんです。番組の企画でプロデューサーをやることになり、メンバーという「子供」ができて、はからずも僕は「親」になってしまった。親と子がつき合うわけにはいかないから、カエデを落とそうとしたわけですしね。

親というのは、どんなに離れていても子供が可愛いもの。今までの僕だったら、振られた女に対しウジウジ愚痴るように「あいつら、不幸になればいい」と恨んでいることでしょう。だけど今回ばかりは100%の愛情を注いでいるから、そうは思えないんです。離れても可愛くて仕方ない。心の底から幸せになってほしいと思う。要するにアイドルとして売れてくれなきゃ困るんですよ。

だからメンバーには今でもLINEを送っています。たとえばテレビで歌詞のことを聞かれてしどろもどろになっていたら、「こういう風に答えた方がいいよ」ってアドバイスしたりとか。そのわりには「親の想い子知らず」で、返信が遅くてヤキモキさせられるんですけども(苦笑)。

親として子供5人を見た場合、今はまだハイハイから親の手を借りつつヨチヨチ歩きができるようになったくらいの段階ですね。自分1人では歩くこともままならないわけです。それなのに生き馬の目を抜く芸能の世界に飛び込むのだから、これはもう危機的状況と言っていい。僕は親として彼女たちの成長を支えていきたかった。見守りたかった。一緒に七五三の写真を撮りたかった。

今だから言いますけど、僕はこのグループの先の展開も考えていたんです。こんな尻切れトンボの結末、誰も幸せになりませんよォォ!

CREDIT

取材・文/小野田衛


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