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UPDATE|2020/02/01

『ゴッドタン』で話題沸騰、ウソをつけない女・石原由希は“交わる部類”?

石原由希 撮影/松山勇樹


──推薦をもらえるぐらいだから優秀な生徒だったんじゃないですか。

石原 予備校に通って偏差値は上がったんですけど、ホームシックで痩せ細っちゃって。実家に強制送還されて茨城から千葉の予備校に通いました。それで余計に自信をなくして大学受験もしなかったんです。正確に言うとAO入試で1校受かったんですけど、お父さんに「偏差値の低い大学は行かせられない」と言われて、そこで大学は諦めました。

──完全に負のスパイラルに陥っていたんですね。

石原 その後、自動車教習所に通いながらバイトをしていたんですけど、もう19歳だし、十代最後のチャンスだからと芸能事務所40社ぐらいの面接を一気に受けられるというオーディションに応募したんです。そしたら書類審査に通って、面接に行ったら今の事務所に声をかけられたんです。

──おー! 遠回りはしたけど、ようやく芸能界の第一歩を踏み出せたと。

石原 ところが名刺だけもらって、1年間ぐらい事務所からの連絡を無視してたんですよ。それで、コンビニ、ファミレス、居酒屋とバイトを3つ掛け持ちして、お金を貯めてました。

──バイトの掛け持ち好きですね~(笑)。

石原 朝昼晩とバイトしてたから寝る暇どころかお風呂に入る暇もなくて、バイト先の休憩室で寝て、漫画喫茶でシャワーを浴びて、ほぼホームレス状態ですよ(笑)。ずっとバイトしていると思考停止状態になって、「バイト行かなきゃ」ってバイト先までタクシーで通うようになって。結局、そこまでお金は貯まらなかったんです。

──とはいえ不眠不休でバイトしてれば、そこそこ貯金も貯まるでしょう。

石原 その貯金も成人式でなくなりました。そもそもバイトをしていた理由の一つに、成人式の振袖レンタル代が必要だったんです。

──親は出してくれなかったんですか?

石原 お父さんに「お金がもったいないから成人式の振袖はレンタルしたい」って言ったら、「買うんだったらお金を出すけどレンタルは形に残らないから駄目だ」と言われたんです。じゃあ自分で稼いでレンタルしようと思ったんですけど、バイトが忙しくて、レンタルしに行く暇もなくて。成人式ギリギリにレンタル店に行ったら、もう残っていなかったんですよ。仕方なく50万円ぐらい出して自分で振袖を買いました。

──良かれと思ってやったことが全て裏目に出たんですね(笑)。一方で、20歳で念願だった芸能界の道を歩み始めて、当初はアイドルグループで活動していましたよね?

石原 マネージャーさんに言われて、事務所が運営していた「リンクSTAR`s」というアイドルグループの候補生をしていました。
AUTHOR

猪口 貴裕


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