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UPDATE|2020/02/05

初選抜・SKE48北川愛乃、「アイドルになりたい」その時“世界一怖い”お父さんが背中を押してくれた

撮影/武田敏将


──もともと歌やダンスはやっていたんですか。

北川 はい。歌ったり踊るのは大好きで、どちらもスクールに通っていました。オーディションは、最初にSKE48を受けたんですけど受からなくて。それからは受けられるオーディションは受けていました。自分の実力だと受けるオーディションを選べる身分ではないと思ったので。でも、なかなか受からなくて、高校1年生ぐらいの頃にこれはもう無理かなと思ったんです。それでこれで最後にしようと思ってSKE48の8期生オーディションを受けたんです。そうしたらその最後のチャンスで合格できて。すごく嬉しかったです。

──おめでとうございます。ちなみに、北川さんの性格はどんなタイプですか。

北川 結構静かです。学校だとたくさんの友達といるよりも、2〜3人とか少人数でいるタイプですね。わーってさわぐのではなく、一歩引いているというか。ちょっと殻を破れない、猫被っているタイプでした。だけど、そんな自分が嫌で、途中からは積極的に学級委員とか生徒会に入ったりしました。

──空手をやっていたとか。

北川 はい。小5から、フルコンタクトの極真空手を始めました。福岡から大阪に引っ越したときに、自分の身を守るために始めたら?ってお父さんが言い出して、お兄ちゃんと一緒に始めたんです。

──護身のためだったんですね。

北川 そうなんです。お父さんがすごく熱心で。週1で空手の稽古だったんですけど、毎日家の前でお兄ちゃんとトレーニングすることになったんです。家の周りを走ってミット打ちして組手して、雨の日は家の中で筋トレしてっていう。今考えると何をしていたんだろうと思います(笑)。

──そのまま強さを求める方向にはいかなかったんですか。

北川 もちろん一生懸命練習しましたし、試合に勝てると嬉しかったですけど、だんだん他の人が強くなってきて勝てなくなってきたんです。やっぱり痛いし、本当にやりたいことはこれじゃないなって気づいて(笑)。そのときにちょうどアイドルを知ったので、そっちの道に行きたいなと思いました。

──極真の痛みがアイドルを教えてくれたと(笑)。

北川 そうですね。子供の頃は少年みたいでした。真っ黒で髪も短くて、筋力ムキムキで。
AUTHOR

土屋 恵介


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