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UPDATE|2020/02/05

初選抜・SKE48北川愛乃、「アイドルになりたい」その時“世界一怖い”お父さんが背中を押してくれた

撮影/武田敏将


──空手を通じて強くなった精神力は、アイドル活動でも活かされませんか?

北川 確かにありますね。特技として空手を使えますし、やっぱり根性とかメンタルが鍛えられたので、バラエティ番組で根性を競う勝負で活躍できたりします。いつも、絶対負けられないって気持ちを持って活動しているので、そういう部分でも空手で鍛えた時間は意味があったと思いますね。でも、空手以外でもお父さんは鬼のように怖かったんです。

──そんなにお父さんは怖いんですか。

北川 はい、世界一怖いと思っています(笑)。昔は毎日のように怒られていて、門限ちょっと過ぎると玄関の前に立たされて家に入れてくれないとか。

──昭和じゃないですか(笑)。

北川 お父さんがおじいちゃんに厳しく育てられたので、北川家では代々受け継がれているそうです(笑)。

──ビッシビシに厳しいスパルタ家族であると。

北川 はい。でもそのおかげで時間を守るとか嘘はつかないとか、大切なことが今もちゃんとできています。私自身、それは大事なことだと思って生きています。昔は怒られすぎてお父さんのことちょっと嫌いだったけど(笑)、今はありがたい気持ちでいっぱいです。

──でもそんなに厳しいお父さんだと、アイドルをやりたいって言ったら反対されそうです。

北川 それは、私も不安に思いました。でもお父さんは、“愛乃がやるって決めたものは全力で応援する”って言ってくれました。“なんでもやれ!”って。今も、両親は全力で応援してくれていますし、それは本当に有り難いと思っています。

──ただ、やるからにはしっかりやれよって言われましたか。

北川 ハイ(笑)。それはひしひしと感じます。自分でも、簡単にはへこたれないぞって覚悟はありますね。

──気合いが入っていますね。あと、北川さんは絵を描くのが得意だとか。

北川 そうです。小さい頃から絵を描くのが好きでした。昔は可愛らしい絵を描いていたんですけど、いつからかピカソみたいな絵って言われるようになったんです(笑)。

──ご自身では変わった絵という意識はない?

北川 そうですね。メンバーの絵を描くことが多いんですけど、私は見えている通りに描いているんですよ。でもなぜか笑われて、 “画伯”って言われます(笑)。

──自分には見えている通りで、みんなの目がおかしいみたいな?

北川 そう思っています(笑)。その絵を評価してくださる方もたくさんいてくださって、今はそれを武器にしています。全メンバーの絵を描いた北川画伯展示会をやらせてもらったり、「SKE48 Passion For You」ってゲームの次の敵キャラを私が描くお仕事もいただいたんです。自分のイラストがお仕事につながるのが本当に嬉しいです。

──それはすごいです。
AUTHOR

土屋 恵介


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