──うれしい話として伝えたのに。でも昨年は指原さんが卒業するということでよく泣いてましたよね。
松岡 そうですねー。ずっと泣いてました。でもあれから涙が出なくなったんですよ。涙って枯れるんだって思いましたね。感動してウルってくることはあるんですけど、あんなに泣くことはなくなりました。
──成長したのもあるんじゃないですか?
松岡 強くなったと思います。ポジティブに頑張ろうって気持ちになりました。やっぱりさくちゃん(宮脇咲良)とかが(IZ*ONE専任で一時期の間グループから)いなくなったので、自分もやらなきゃって気持ちが強くなりました。後輩とももっとお話しようと思うようになりました。やっぱり後輩は先輩を見て育つから。だから元気がなかったら話しかけたり、ここ良かったよとか褒めるようにしてます。
──先輩らしくなってきましたね!
松岡 今までは先輩お願いしますって感じだったのに。でもどうなんでしょう……。後輩はどういう風にはなを見ているのか? 素が子供っぽいので。
──普段は子供っぽくても、ステージではかっこよく見せたり、ギャップがあればいいんじゃないですか?
松岡 だといいですね。心がけてはいます。あとは後輩に対しておごった方がいいのかなと。
──先輩らしさとはおごること!
松岡 まだやったことないんです。一緒に食事に行って、トイレに行ってくるって、こっそり払ったりとか、かっこいいなって思います。
──最初は軽くジュースとかから。
松岡 自然にできたらいいんですけど。頑張りたいと思います。「ごちそうさまです」って言われてみたい!
──そんなことを言ってると、後輩が全員来ますよ!
松岡 でもプレゼントを考えたりするのが好きなので、喜んでもらいたいなと。
──HKT48としてこれからやりたいことってありますか?
松岡 やっぱりシングルを出したいです! 去年は1枚しか出せなかったので……。ファンの方も望んでるし、今年は新劇場がオープンする節目の年なので。
──シングルが出たら、狙うはセンターですかね?
松岡 ファンの方はすごい望んでくださっています。あと昔は自分のことだけで精一杯だったんですけど、今は周りのことも見られると思うし、二十歳ということで、どんなことも前向きな気持ちで向き合えると思います。
(取材・文/関根弘康)
▽松岡はな(まつおか・はな)
2000年1月19日生まれ、千葉県出身。ドラフト3期生。チームTII所属。ニックネームは「はなちゃん」。2015年5月に「第2回AKB48グループ ドラフト会議」においてHKT48・チームHに指名され、6月にHKT48のメンバーとしてお披露。7thシングル『74億分の1の君へ』で初選抜。続く8thシングル『最高かよ』では初センターを務めた。総選挙最高順位は66位(2018年)。