「栃木県ファミリ眉毛ガール」井上咲楽の政治家対談。今回は、環境大臣や東京オリンピック・パラリンピック担当大臣などを歴任してきた丸川珠代議員登場回のうち、『月刊ENTAME』には掲載しきれなかった“よりディープな”政治トークをweb限定版として公開。話題になったタピオカの容器統一発言の真意を聞いた。
※取材は2020年1月8日に行いました
井上 丸川さんは議員夫婦ですが、派閥の中で恋愛をしていたとき、周りの議員さんには内緒だったんですか?
丸川 すぐにバレましたね(笑)。
井上 最初は隠したんですか?
丸川 隠していましたけど、すぐにバレました。様子がおかしかったんでしょうね。
井上 その後の反応は?
丸川 みんな、「今度男性と付き合ったら丸川さんお嫁に行かないとね」と思っていたのか。ヒヤヒヤしながら、温かく見守ってくれていました。結婚を前提にお付き合いしましょうと言って始まったので、無事にゴールインできてよかったです。
井上 丸川さんは議員当選後に出産、子育てを経験されています。やはり大変ですか?
丸川 私も最初「どうなるか」と思ったんですけど、「どうにかなりました」と。そうとしか言いようがないです。特に息子が幼稚園の頃、環境大臣、オリパラ大臣と大臣を2年近くやったので。本人も保育園から幼稚園に移るという、異世界に入ったようなもので混乱していたし、私は私で今まで経験したことのないプレッシャーにさらされて、いっぱいいっぱいだったし……。よくどうにもならないで、無事にやりきれたなと思いました。夫婦それぞれの母にお世話になっているし、シッターさん、保育園の先生、幼稚園の先生、本当にいろんな人のお世話になってどうにか小学校入学まで来たという感じです。
井上 一緒に乗り越えて7歳に。
丸川 もし、大臣の時期が思春期に重なっていたら、どうなっていたのか。今ですら、自我が芽生えてきた子どもと向き合うのは大変で。私、親にこんな生意気なことを言っていたんだわって。言われる身になって初めて分かるという。でも、人間として育っていくプロセスで親がどう関わるかってことは本当に大切なことですよね。日本中のお父さんお母さんが、そこに目を向ける時間が持てる。そんな働き方ができる環境を作っていかなくちゃいけない。切実に、そう感じています。