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UPDATE|2020/02/13

“豆柴の大群”新規に告ぐ、WACKがより好きになる見方「ドキュメント性と激しすぎない一体感を楽しんで」

『水曜日のダウンタウン』から誕生した、豆柴の大群

『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「BiSHドハマり芸人」が放映されるなど2019年大躍進を遂げた“BiSH”や、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)から誕生した“豆柴の大群”など、数々の話題グループを生み出しているWACK。「WACKが気になっているけれど、どこからチェックすればいいのか?」という人に向けて、WACKを「今から見る」ためのポイントを整理する。


BiS時代から続く破天荒なイメージに、黒Tシャツの若いファン集団と、他のメジャーアイドルを応援している人からすると「WACKをチェックするのにどこをとっかかりにしたらいいの?」と思う人も多いだろう。改めて「他のアイドルから乗り換えるためのWACK講座」を考えてみたい。

WACK全体でいえば、実は構造自体が似ているのは48グループだったりする。「多くの姉妹グループ」「合同オーディション」「突然のメンバー入れ替え」といった構造は「組閣」を行っていた頃の48グループを彷彿とさせる。ただ、それを毎年レベルでやっているわけだ。

大きく違うのは、普通のアイドルは「デビューしてから応援」するが、近年のWACKはオーディションの風景をリアルタイムにSNSなどで発信したり、後日映画としても公開している。デビュー前から候補メンバーたちを見ることで、デビュー後より応援したくなる。デビュー前動画というと、これまでのアイドルだとデビュー後にお蔵出し的に公開されていたが、そうしたドキュメント性を採り入れたのがWACK。そしてその手法をさらに拡大して成功したのが「MONSTER IDOL」の豆柴の大群だ。

また、「ライブが荒っぽそう……」というイメージがいまだにあるけれど、ファンが肩車などで上に乗る「リフト」、人の上に転がる「ダイブ」や「サーフ」は、実際のところBiSH時代から禁止している。初期は黙認していて、その結果「TOKYO IDOL FESTIVAL」でライブ中止という事態を招いたりしていた。しかし「一度でも起きたらライブ中止」という厳格な規制を敷いたのもあり、予想以上にスムーズに激しすぎないフロアへと移行した。とはいえライブハウス経験の少ない、着席に慣れたファンからするとそれでも激しめかもしれないが。

それでもファン同士黒Tシャツを着て、サビで一斉に拳を上げたりする一体感は何物にも代えがたい。好きなアイドルに声援を送るという気持ちがあれば、初現場も乗り切れるはず!

(文/大坪ケムタ)
CREDIT

文/大坪ケムタ


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