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UPDATE|2020/03/03

オタクあるある動画が3億再生突破、末吉9太郎「オタクってすごく愛おしい人種なんです」

末吉9太郎(スエヨシ9タロウ) 撮影/松山勇樹

5人組ボーイズグループCUBERSのメンバー末吉9太郎。アイドルとして活動するかたわら、「それなー」という決めゼリフとともにSNSにアップした“オタクあるある動画”がバズり、再生回数は驚異の3億回を突破。フォロワー数も急増しており、「2020年JC・JKトレンド予測」のヒト部門に選ばれた。



自身もオタクである9太郎がアイドルにハマったのはモーニング娘。の『LOVEマシーン』がきっかけ。あれから約20年、CUBERSのメジャーデビュー曲を手掛けたのはなんとつんく♂、振付は夏まゆみという布陣だった。

末吉9太郎インタビューの後編では、メジャーデビュー曲の話から、“オタクあるある動画”をアップし始めたきっかけ、そしてこちらも“オタクあるある”が満載の自身が作詞した楽曲『顔面国宝!それなー』について聞いた。<インタビュー前編「友達がいなくても落ち込むことはなかった」はこちらから>

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CUBERSのメジャーデビュー曲『メジャーボーイ』をつんく♂さんに書いていただいたことは、なにか運命的なものを感じてしまうんです。イベントで「メジャーデビュー曲を書くのは、つんく♂さんです!」という発表があった瞬間は、うれしいという感情よりも混乱が先に来ましたね。曲を書いてくれるということは、少なくともCUBERSという名前をつんく♂さん本人が認識しているということ。それだけで超興奮ですよ。

しかも、振付師はあの夏まゆみ先生。「いや、待ってくれ。それはヤバすぎるだろう」って感情が追いつかないんです。あのとき、僕はみんなに問いかけたかった。「『ASAYAN』を観たことがありますか?」って。

僕にとって夏先生は伝説上の人物だから、そんな方と一緒にお仕事できるなんてありえないことなんです。僕、他のメンバーにこんこんと説教しましたからね。「いい? 絶対にストレッチは入念こなしてからレッスンに臨まなくちゃダメだからね」「1日目に振り入れしたら、2日目の頭には完璧にできていないと話にならない」「ダンスレッスンとはいえ、完璧に歌詞を覚えていないと激怒されるから」……。

ただし実際にお会いした夏先生はテレビで観る厳しい印象と違い、すごく優しい方でしたけど。やっぱりテレビって編集でドラマティックな場面だけ使うから、どうしてもそういう面ばかり強調というか…印象付いてしまうんでしょうね。
AUTHOR

小野田 衛


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