──この衣装も奥津さん自身が胸の露出をしようと思ったんですか?
奥津 そうです! ビヨンセみたいになりたかったんですよ。日本人が出さないレベルの出し方をしたいってスタッフさんにリクエストしました。そしたらプロデューサーの加茂(啓太郎)さんに「すごいですね。サービスしますね」って笑われました(笑)。
日向 私は歌で知ってもらえる場所を増やしたいなと思っていて、まだ1人で考えているレベルなんですけど、YouTubeに「歌ってみた」の動画を上げるとか、グループの楽曲以外でも知ってもらえる材料をインターネット上にばらまいておきたいです。準備が整ったら個人でもいろいろできたらいいなと思ってます。
十束 私は、おかげさまで大好きなゲームのお仕事はたくさんさせていただいているんですが、海外のプレイヤーさんなどともコミュニケーションが取れるように、英語と中国語を習いに行ってます。通訳さんを介さないと会話ができないというのは良くないなと思うので、ちっちゃいことから始めようと。あとゲームができることは十分伝わったと思いますので、ゲーム実況などにも挑戦して、伝える力を身につけたいです。
──結成5周年にして今年はソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビューが決まっていますが、グループとしての目標は何ですか?
日向 私たちが5年間で積み上げてきたコンセプトやキャラクターを崩さないままメジャーデビューして、より多くの人に知ってもらいたいです。あと有名な音楽番組だったり、ロックフェスだったりに出て、音楽シーンに飛び込んでいけるグループになりたいです。
(取材・文/猪口貴裕)
▼フィロソフィーのダンス
十束おとは、奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハルからなる4人組ユニット。2015年に活動を開始し、高い音楽性と歌唱力で話題を呼ぶ。2019年4月より地上波で初の冠番組『フィロのス亭』(テレビ朝日)がスタート、今年2月には初のオフィシャルブックが刊行されるなど、今注目の存在。