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UPDATE|2020/03/04

ボーイッシュ美少女・西野千明「スカートを履くのも恥ずかしかった私がアイドルになったワケ」

真っ白なキャンバス・西野千明 撮影/平松大輔


──今日もパンツルックですが、スカートは……。

西野 一切持ってないですね。スースーしちゃいます。

──アイドル活動をしていると、衣装で着ることもあると思うんですが、そういう時は気にならないんですか?

西野 衣装は吹っ切れているので穿けます。あれだけスカートを履くのに抵抗があったのに、今思うとぜんぜん大丈夫ですね(笑)。ただ、やっぱり私服では履きませんね。

──アイドル活動をしていると、ファンから女の子っぽさを求められることもあると思いますが、そのあたりはいかがですか?

西野 アイドル活動でも女の子っぽいところは全然出してないですね。私が無理にキャラを作ってもボロが出ちゃうと思うし、素を好きになってほしいので、あえて何も作らずにやっています。それで「話しやすい」とか「好き」って言ってくださる方もいるので、そういうアイドルもありなのかなと思っています。

──子供の頃からアイドルが好きだった方は、目標とするアイドルがいると思うんですが、もともと興味がなかった西野さんにとって憧れの人はいるんですか?

西野 自分で創り上げればいいと思ってやっています。自分も楽しく活動して、お客さんも楽しんで帰ってくれれば、いいと思うんです。私はしゃべることが好きなので、特典会が終わった後はいつもルンルンで帰るんです。たまに辛い時とか悩み事がある時でも、ファンの方と話していると忘れられるんです。

──アイドル活動を続けていく上で悩みもあったと思うんですが……。

西野 ダンスも歌も頑張らないといけないから、休みもそんなに多いわけではなくて、ずっと余裕もなく必死でした。もちろんちゃんと悩むこともありましたけどね。

──どんなことに悩んでいたんですか?

西野 お披露目ライブの時、先輩メンバーがライブしている中、途中からステージに登場するという段取りだったんです。でも、出演前に歌詞や振付が全部飛んじゃったんです。それでステージ脇で「できない、できない、できない」ってずっと泣いていました。私は元々ロックが好きなので、バンドのワンマンライブやフェスを大きな会場で見たことがあったんです。だからそれまで、アイドルがライブをする箱って小さいと思っていたんです。でも、自分がいざステージに立つ立場になったらお客さんもたくさんいるし、それまでしたことがないくらい緊張しましたね。
AUTHOR

鳥羽 竜世


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