本日18日(水)に57thシングル『失恋、ありがとう』をリリースしたAKB48。新センターに16期生の山内瑞葵を迎え、グループの新章が幕を開けようとしている。今回は、山内とAKB48グループの総監督である向井地美音に“センター”というポジションとについて語ってもらった。
──山内さんは『ジワるDAYS』以来、およそ1年ぶりの選抜復帰、そして初センターです。
向井地 おめでとう!
山内 ありがとうございます。
──今年1月に行なわれた『AKB48グループ リクエストアワー セットリストベスト50 2020』の最終日にサプライズで発表されましたが、いかがでした?
山内 まったく予想してなかったです。新しいシングルが出るって発表があって、わーうれしいと思って。選抜発表はドキドキしながら見て。
──名前の順にモニターに映し出されていましたね。
山内 どんどん呼ばれていって、そろそろかなって心臓がバクバクしていたら、横山(由依)さんって。そのときは時間が止まったように感じました。あっ、今回もダメだったかと……。もっと頑張らないとだなと思っていたら、最後に画面に自分の顔がドーンとアップで出てきて、すごいびっくり。頭が真っ白になって、何も考えられなかったです。
──会場から大きな歓声があがっていました。向井地さんは山内さんのセンターをどう見てましたか?
向井地 センターが誰になるんだろうって話はたまにメンバーとしていたんです。ゆいゆい(小栗有以)かなとか、今回は新たなセンターより、センター経験者じゃないかな、などと予想をしていたら、新センター誕生だったのですごくうれしかったし、それがずっきーっていうのは、報われてよかったなって気持ちになりました。
──報われたとは?
向井地 ずっきーは最初は3列目とかで踊っていたんだよね? そこからセンターまで上り詰めたのがAKB48らしいストーリーでいいなって。コツコツ努力をしてきて、パフォーマンスができるようになって。そういう努力が認められたセンターって、素敵だし、新しいセンターにふさわしいなって思いました。
──最初から順風満帆というわけではなかったんですね。
山内 AKB48に入ったばかりの頃はコンサートでも自分の歌割りがなかったんです。ALLって書かれた、みんなで歌うパートだけだったり。……昔の自分に教えてあげたいです。センターになったよって。
──かつて高橋みなみさんが言っていた、「努力は必ず報われる」ですね。新センターとしての意気込みを聞かせて下さい。
山内 まだAKB48としての経験が短いし、センターとしての信頼もないんじゃないかなと感じていて、不安もあります。でもAKB48に加入してからずっとなりたいと願ってきたポジション。私がセンターになって今のAKB48の魅力をたくさんの方に知っていただきたいという夢をずっと見ていたので、すごくうれしいし、このチャンスを無駄にしないように、今できることを一生懸命やって、精一杯頑張りたいなって思っています。