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UPDATE|2020/03/15

安倍首相の実弟、岸信夫議員が語る政治と家族(1)「子供の時から家庭にプライベートはなかった」

左から井上咲楽、岸信夫 撮影/松山勇樹 

祖父は第56・57代 内閣総理大臣の岸信介、兄は現・内閣総理大臣の安倍晋三。現在、自由民主党山口県支部連合会会長を務めている岸信夫衆議院議員。月刊誌『月刊エンタメ』の人気連載「栃木県生まれの眉毛ガール 井上咲楽の政治家対談」。今回は岸信夫議員に、実兄や祖父が総理大臣という政治家庭ならではの苦労を聞いた。(4回連載の1回目)


※取材は2020年2月12日に行いました。

井上 新聞の首相動静を読んでいると、岸さんのお名前がたびたび出てきます。安倍首相とご兄弟なんですよね。プライベートでもお会いする機会は多いんですか?

岸 そうですね。ただ、総理も忙しい方なので、なかなかゆっくりとは難しいですけど。それでも正月の間や夏休みは、ゴルフに行ったり、お互いの家族と一緒に夕食を楽しんだりしています。

井上 仲良しの兄弟なんですね。

岸 とはいえ、この年齢になると皆さんそうだと思いますけど、どんなに仲が良くたってなかなか会う機会は少なくなっていきますよ(笑)。

井上 兄弟で名字が異なるのは、岸さんが安倍晋太郎さんの三男として生まれてすぐ岸家に養子に出されたからだと聞きました。しかも、ご本人がその事実を知ったのは、大学入学の準備中だった、とか?

岸 高校3年のときでしたね。大学に合格して、入学のための書類を自分で書いていたんですよ。そこで戸籍謄本を取り寄せたら、「養子」と。単純にびっくりしましたね。誰も言ってくれなかったので、そこで初めて気が付いたんですね。

井上 同時に安倍さんがお兄さんだったと知ったわけですか?

岸 私は両親とともに東京で暮らしていたので、いとことしてお互いの家に行ったり来たりしていたんです。ただ、安倍家と岸家のつながりは密なので、一般的ないとこ同士よりは会う回数は多く、私からすると高校生になっても、仲の良い親戚のお兄さんでした。それが急に兄弟だと分かって、混乱はありましたよ。だって、叔母さんがじつはお母さんで、お父さんが伯父さんだったわけですしね。自分の中で気持ちの整理が付くまでしばらくかかりました。

井上 接し方も難しそうだなと想像しちゃいます。

岸 そうですね。だから、兄弟ではあるんですけど、どちらかというと、今もいとこ同士みたいな接し方になっているかもしれないです。というのも、私自身は岸家の人間だし、兄は安倍家の人間ですからね。

CREDIT

文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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