──オーディションに受かった時点で進学はしなかったんですか?
安倍 実は大学に進学したんですけど2年の途中で辞めました。舞台の稽古って朝から晩までやりますし、前日に急な仕事が入ったりするので、あんまり出席できなくなったんです。単位も危なくなってきて、親からも辞めた方がいいんじゃないかと言われて、芸能界1本で行こうと決断しました。
──両親は芸能界1本で行くことに賛成だったんですか?
安倍 お父さんは「卒業してほしい」って大反対でしたけど、お母さんが1本に絞った方がいいという意見だったんです。私はお母さんに背中を押されて何かをすると成功することが多かったので、言われた通り辞めようと。
──占い師みたいなお母さんですね(笑)。
安倍 お母さんの助言に従うと必ず良い方向に向かうんですよ。私にとってはマザーテレサのような存在です(笑)。芸名もお母さんが付けてくれたんですよ。安倍晴明から“安倍”を取って、“乙”は語呂がいいのと、画数診断をしたら大吉だったんです。
──センスの良い芸名ですよね。
安倍 覚えやすいって言ってもらえることが多いですね。