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UPDATE|2020/03/15

安倍首相の実弟、岸信夫議員が語る政治と家族(2)「出馬そのものが義父との公約違反だった」

左から井上咲楽、岸信夫 撮影/松山勇樹 



井上 岸さんは日々お忙しいと思うのですが、ほっと一息つく瞬間はありますか? 幸せを感じるのはどんなときですか?

岸 確かに、忙しいことは忙しいんですよ。でもね、ぽこっと時間が空くことはあるんですよね。そういうときは、ジムに行っています。

井上 ジムですか!

岸 走るまでいかないけど、トレッドミルでウォーキングをしたり、ストレッチをしたり。体を動かさないとおかしくなっちゃうので、1時間くらい空き時間ができればジムに行っていますね。

井上 ストイックなプライベートですね。

岸 いやいや(笑)。そんなに一生懸命やっているわけじゃなくて、体をほぐす意味でね。それから幸せを感じるのは、食事です。ゆっくり食事をできるときは、気持ちがいいよね。

井上 ゆっくりですか?

岸 政治家は高級なお店でゆったり食べているイメージがあるかもしれませんが、実際は慌ただしく、不規則なんですよ。複数の会合が入り、打ち合わせが入り、作ってくださる方には申し訳ないんですが、食事そのものが主役じゃないことも多いんです。一晩に3軒くらいハシゴしなくちゃいけないときもあれば、1軒も食事処が絡まない場合もあってね。お腹はすくけど、会合は続くという。困っちゃうわけですけど。だからね、たまに空いた時間ができると、ふらっと好きな餃子とかを食べに行く。次のスケジュールに迫られるわけではなく、自分のペースで食べられるときに幸せを感じますね。

井上 意外です。

岸 ちょっとB級的な気取らないお店に行くのが好きだな。政治家の仲間と一緒に行ったり、昔からの友人と行ったりね。やっぱり大学時代、会社員時代の友人と会う機会はどうしても減ってしまうので、大事にしたいですよ。(と、話しながら『ENTAME』本誌をめくり)それにしてもずいぶんやわらかい本なんですね。ここに毎号、政治家が出るって不思議な感じがしますね。

井上 そうなんです。基本はアイドルの方のインタビューとグラビアが中心なので。この連載が始まった当時、私は18歳だったので新たに選挙権を得た世代に向けて、少しでも政治家さんと政治の世界を身近に感じてもらいたいなって。

岸 なるほどね。18歳選挙権になってから、私も地元の高校の周りにポスターを貼ってもらうようにしています。

CREDIT

文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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