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UPDATE|2020/04/02

処女エッセイが話題のAV女優・戸田真琴が語るトラウマ「絶望しないことが希望なんです」

戸田真琴(撮影:松山勇樹)


──著書では、一般社会に馴染みきれない人たちの孤独を肯定したいと書かれていましたが、自分が少数派に所属していると思っている方たちにアドバイスはありますか?

戸田 自分がマイノリティだなって感覚は狭い世界にいるからこそ感じることで、世界単位で見渡すと、いろんなところに、いろんな人がいる。私はやめちゃいましたけど、ツイッターなどを見ると、自分と似ている人たちがたくさんいることが分かるようになった。SNSによってそういうことが可視化される時代なんですよね。同じタイプの人が日本にいなければ、他の国の言葉を学んで世界に行く選択肢もあるし、そうやって視野を広げていくと、少数派の人っていうのはたくさんいるんです。箱の中で困っているだけなのは、もったいないこと。仲間がいなかったら本気で探せばいるし、仲間がいなくても強くいられる強さが必要ならば、本、漫画、映画、いろんな価値観を、いろんな人が残しています。

──世界単位で自分と同じタイプの人とつながれるのはインターネットのいい一面かもしれません。

戸田 私自身、ネット上にあるものに救われることはたくさんありました。深夜に自分の好きな音楽を求めて、ずっとYouTubeを見ていた時もあったし、学生時代は図書室で自分に合う人はいるかなって、売れている作家さんの本を1冊ずつ読んでみたりしました。何か物を作って世に出している人というのは、そもそも孤独な人がすごく多いと思うんです。なので、その中に一人で生きていくヒントはあるし、精神的な意味で時空や場所を超えて友達になることもできるんですよね。「自分はこういう存在なんだ」と確認し合うことができる方法は幾らでもあります。同じ世代で分かり合える友達がいないといけない、みたいな考えはまやかしなので、精神的な友達を、人間でも非人間でもいいから見つけられたらいいのかなと思います。

※インタビューの第2回は3日(金)午前6時30分に公開予定です。

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猪口 貴裕


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