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UPDATE|2020/04/19

国民民主党・玉木代表に直撃(2)「コロナ不況にならないよう、与野党関係なく全力で」

左から玉木雄一郎、井上咲楽 撮影/松山勇樹



井上 具体的には?

玉木 個人消費を下支えするために(1)消費税を10%から5%に減税する。(2)全国民へ1人10万円の給付措置を行うこと。ただし、貯蓄に回らないよう期限付きの金券か電子マネーで。(3)コロナウイルスの影響を受けて仕事を休んだ人、売上が減少した事業者への減収補償。この3つ、それぞれ10兆円で、合計30兆円規模の経済対策をすぐに実施するべきです。

井上 そのお金はどこから?

玉木 国債を発行してやるしかないね。消費が回らず、経済が急速に縮む影響はとてつもなく大きいから。咲楽ちゃん世代の若い人はこれから就職して、収入を得て、生活を安定させ、将来の展望を描いていくわけだよね。でも、経済が急速に縮まってしまうと、多くの若者が入口でつまずくことになる。そうならないよう大胆な経済政策を打つ。これは一個人や一企業にはできない政治の仕事。この前、安倍総理と党首会談をしたときも伝えてきました。

井上 どうでした?

玉木 消費税の減税についてイギリスが2008年のリーマン・ショックのとき、1年間限定で17.5%から15%に2.5%下げた話をして、「総理、期限を区切って消費税率を下げるのはありですよ」と言ったら、真剣に聞いてくれたよ。

井上 期間限定なら現実的な対応策になりますね。

玉木 与野党関係なく、日本経済がコロナ不況にならないよう全力で動きます。

>>インタビュー(3)に続く(19日10:00公開)

(取材・文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。現在は『アッコにおまかせ』(TBS)などバラエティ番組を中心に活躍。
Twitter:@bling2sakura

▽玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)
1969年5月1日生まれ、香川県出身。東京大学卒業後、財務官僚を経て、2009年、衆議院議員に。現在、国民民主党代表。YouTube「たまきチャンネル」放送中。
Twitter:@tamakiyuichiro
CREDIT

文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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