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UPDATE|2020/04/04

ラストアイドル選抜上位5名が語る不退転のマニフェスト「10万枚の壁を突破したい」

左から大森莉緒、間島和奏、阿部菜々実、長月翠、安田愛里 撮影/松山勇樹



間島和奏
3位:間島和奏(Someday Somewhere) 【輝く】

間島 これまでラストアイドルは2年ちょっと活動してきました。ただ、いまいち波に乗り切れていない感覚もあるんですよ。

──地上波のテレビ番組があるから知名度はあるし、CDセールスも好調ですけどね。

間島 それはすごくありがたいことです。ファンの方にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。だけど「爆発的に売れているか?」と聞かれたら、そんなことはないですからね。確かにラストアイドルという名前自体は、この2年で知られるようになってきたと思うんですよ。だけどその知名度が人気に繋がっているかというと、そこがまた難しいところで……。

阿部 結構そこはメンバー共通の悩みどころかもしれない。

間島 何がダメなんだろう? ラストアイドルがもう一歩進むためには何が足りないんだろう? そのことを私なりに真剣に考えてみたんです。それで思い返してみると、『大人サバイバー』のときはメンバーに一体感があったんですよね。「これはいけるぞ!」「すごいものができたんじゃないの?」という気持ちになっていましたし。

──手応えがあった?

間島 ありました。達成感がすごかったです。団体行動を成功させたこともそうだけど、Mステ(『MUSIC STATION』テレ朝系)が決まったときもそう。「今やるしかない!」というのは全52人共通の思いだったはずです。自分たちで言うのも照れ臭いですけど、あのときのラストアイドルはキラキラしていたと思う。だけどそこからはメンバーの卒業もあったし、勢いに乗り切ることができなかったのも確かなんですよ。今の私たちに足りないものがあるとしたら、それは当時のキラキラ感じゃないかな。だから今回、私も選抜していただいた以上、みんなの先頭に立ってキラキラしていきたいなと思うんです。もちろんキラキラするのって口で言うほど簡単じゃないけど、まずは自分の意思が大事。少なくても私は全力で輝きたいと思います。

長月翠
2位:長月翠(LaLuce&シュークリームロケッツ兼任) 【突】

長月 これは突破の「突」です。私、壁を突破していきたいんですよ。実は和奏ちゃんが言ったこと、私もまったく同じように考えていたんですね。ラストアイドル、いまいち壁を打ち破れていないなって。例えばCDセールスでいうと、「10万枚の壁」があるんです。話題にはなっても、なかなか10万には到達しない。

──長月さんは、そういった数字も意識する方なんですか?

長月 めっちゃしますね。シングルの売上枚数はもちろん、どういう層に聴かれているのかも気になります。マーケティング的なことに興味があるんですよ。もちろん他のアイドルさんのデータも調べていますし。『大人サバイバー』も『青春トレイン』もいいところまではいっているんです。少しずつですが、売上枚数も増えていますし。でも……ほんのちょっとに見えるこの壁が、私たちにとってはとてつもなく大きい。

──でもCD不況の中、7万枚のセールスがあるって大変なことですよ。

長月 当然そのことも理解しています。それは本当にファンの方がいてこそだし、感謝の気持ちはものすごくあるんですけどね。私が思うに、『大人サバイバー』や『青春トレイン』が与えたインパクトはかなり大きかったはずなんです。でもそれは「なんだか大人数でダンス揃えていてすごいね」という感想であって、「〇〇ちゃんを応援しよう!」という感情にならなかったんじゃないのかなって。大人数での集団パフォーマンスだから、メンバー1人ひとりにファンがつくということに繋がらなかったというか。

──めちゃくちゃ冷静に現状分析しているじゃないですか!

長月 エヘヘ(笑)。まぁ今回は前2作とは違い、選抜制ですからね。「すごいけど、誰がいるのか分からない」ということにはならないと思うんです。選ばれたメンバーが壁を突破して、ラストアイドルファミリー全体に還元したいなと考えています。

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/松山勇樹


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