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UPDATE|2020/04/17

ラストアイドル『愛を知る』選抜争いの裏側「これは、ひと回り大きくなるためのバトル」

左から間島和奏、阿部菜々実、長月翠 撮影/河野優太

4月15日(水)に8thシングル『愛を知る』を発売したラストアイドル。表題曲を歌うのは、立候補制のオーディションバトルを勝ち抜いた上位18名。ラストアイドルのスタートがテレビ朝日系『ラストアイドル』での公開オーディションバトルだった彼女たちにとって、原点回帰とも言える。

今回はそのオーディションで上位に位置付けた3名が、立候補の瞬間からバトルを振り返る。さらに、ラストアイドルがこの先目指す場所についても語ってもらった。(2回連載の1回目)

【写真】ラストアイドルのスタイルが際立つ全身カット

──8thシングル表題曲の歌唱メンバー18人をオーディションバトルで決めると発表されたのが昨年12月の「2周年記念コンサート」。それを聞いたときの率直な気持ちは?

長月 「やったー!」って思いました。ラストアイドルファミリー全員で何かに取り組むことで得られることもたくさんあったんですけど、「そろそろ空気を入れ替えないと」と思っていたんですよね。そもそも個人でのバトルはみんな1~2年ぶりで、その間にみんながどれだけスキルアップしたのかを見たいという気持ちもありました。

阿部 私もずっと刺激を求めていたので、バトルと聞いてうれしかったです。私個人としても「いつかはラストアイドルも選抜制にしないといけないな」と思っていて。選抜制にすることで1人ひとりにスポットが当たる機会も増えるはずだし、これはチャンスだと思いました。

──前向きなお2人に対して、間島さんは複雑な心境だったそうですね。

間島 はい。もっとも私も選抜制度自体には賛成だったんですよ。大人数のパフォーマンスはインパクトはあるけど個人のことまではなかなか知ってもらえないので。ただ、選抜の枠をバトルで争うのがすごく嫌で……。この1年で全員の仲間意識が強まったのに、またみんなのことを強制的にライバル視しなきゃいけないのは厳しいなと思いました。

──今回のバトルは立候補制。間島さんも最終的にはバトルへの参加を表明しました。

間島 ずっと迷っていていろんな人にも相談したんですけど、ここで立候補しないのは自分にとって“卒業”を意味するんじゃないか、と。でも私にはまだまだラストアイドルでやり残したことがあると思ったので、立候補することにしました。

──バトルに挑むに当たって、それぞれ目標はありましたか? それこそ阿部さんは「何でも1番目指します!」と宣言されていましたが。

阿部 確かに「1番目指します!」とは言いましたけど、あれは勢いで言っただけで(笑)。実際は立ち位置にこだわりはありませんでした。もし後ろの位置になったら前の子を引き立たせる役に回ろうと思っていたし。それより「オーディションで自分の実力を出せるように頑張る」という意識の方が強かったです。

長月 私が目指したのは立ち位置2番を獲得すること! 自分はセンター(1番)の重圧には耐えられないだろうけど、3番手以降にはなりたくなくて。センターの隣に立つことを目標にしてバトルに挑みました。

間島 私は、立候補したもののやっぱりバトルが嫌で。順位よりも「ただ歌うだけでは終わらせないぞ」みたいなことばかり考えていました。

CREDIT

取材・文/左藤 豊 撮影/河野優太


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