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UPDATE|2014/04/07

新作ホラー映画のヒロインを48グループから抜擢―リクアワ2014夜公演

4月6日にさいたまスーパーアリーナで開催された「AKB48リクエストアワー セットリストベスト200 2014」の夜公演に、卒業生の前田敦子、板野友美、篠田麻里子がサプライズで登場し、会場を沸かせた。また、2015年公開予定のホラー映画にて、主演女優を48グループの全メンバーを対象にオーディションで選ぶことも発表された。

 今年の「AKB48リクエストアワー」は、昼夜公演で100位から1位までを一気に発表するという初の試みに挑戦。夜公演では50位から1位までが発表され、3位の『恋するフォーチュンクッキー』、2位の『鈴懸なんちゃら』と両シングル曲を抑えて、栄えある1位には『清純フィロソフィー』(※『ハート・エレキ』のカップリング曲)が選ばれた。



2位『恋するフォーチュンクッキー』(c)AKS

3位『鈴懸なんちゃら』 (c)AKS

 39位の『ヘビーローテーション』では、AKB48 15期生の向井地美音がセンターポジションに。

 2月の大組閣で昇格したばかりの向井のセンターは、大島優子が指名したもの。大島同様に子役出身とあって、向井は最も経験の浅い15期生とは思えない堂々とした態度でセンターを務めあげ会場をわかせた。



39位『ヘビーローテーション』 (c)AKS

 また、35位『ぐぐたすの空』の歌唱前には、卒業生の前田敦子と板野友美が「お祭りということで…」と語りつつステージに登場し、曲紹介のMCを担当。

 前田が「あそこら辺から見ていました」と客席を指せば、板野は「楽しそうだったので、お邪魔させてもらいました」と笑顔を浮かべた。卒業生の登場については指原が「後のMCで誰も触れないから幻かと思った」と語り、メンバーにとってもまさにサプライズだったようだ。



前田敦子と板野友美がMCに登場した (c)AKS

 さらに、27位の『上からマリコ』では、同曲のセンターを務めていた卒業生の篠田麻里子も登場。

 篠田は「今日はみんな呼んでくれてありがとう! 私のこと覚えてくれていますか~?」と呼び掛けると、「これが本当の『上からマリコ』です」と満面の笑み。昨夏以来となるAKB48グループのステージを楽しんでいる様子だった。最後は、「26位は、ハート型の…、あっ、言っちゃった!」とハニカんでステージを後にした。



27位『上からマリコ』で篠田麻里子が登場 (c)AKS

 17位の『今度こそエクスタシー』では、1月に卒業公演を行なった佐藤亜美菜が、13位の『泣きながら微笑んで』ではやはり卒業が決まっている大島優子も登場し、投票したファンに感謝の言葉を伝えた。

 22位『Escape』と21位『枯葉のステーション』の間には、いまや名物と化したエアバンド「SONE(ソーン)」の解散コンサートも開かれ、なぜかウエディングドレスをイメージした衣装で登場。MINAMI(峯岸)、RINO(指原)、RIE(北原里英)、MIHO(宮崎美穂)の4人は、いつものように周りを置いきぼりにする陶酔の寸劇パフォーマンスで会場を笑わせた。



17位『今度こそエクスタシー』 (c)AKS

13位『泣きながら微笑んで』 (c)AKS

「SONE」解散コンサート (c)AKS

 ベスト3を間近に、4位の曲名が発表されると、驚きというよりも笑い声が会場を包む。SKE48の須田亜香里と松村香織による“だーすー&つーまー&rdquo:が登場し、『ここで一発』(賛成カワイイ!のカップリング)を披露。

 須田と松村の2人は、姉妹グループの曲ではトップというまさかの快挙にも、「次は1位!」を堂々と宣言してみせた。



4位『ここで一発』 (c)AKS

 アンコールの途中では、中田秀夫監督による最新ホラー映画の制作が決定し、主演女優を決めるオーディションを48グループの全メンバーを対象に行なうことも発表された。中田監督は『リング』や『仄暗い水の底から』、前田敦子主演の『クロユリ団地』などで知られるホラー界の巨匠だ。

 同作は2015年公開で、中田監督はビデオレターにて「前作の『クロユリ団地』は、ホラー監督としての20年の集大成と位置づけてして制作しました。ですから今回は新しいステージに挑戦する作品だと考えています。今まで手掛けた作品を越える、疾走感のある新しいタイプのホラー映画を目指したいと思います」と、新作に懸ける意気込みをコメント。

 続けて中田監督は、「ホラー映画のヒロインには、強さが必要です。本作も、見た目だけでなく、精神的なりりしさを持った方に主演女優となってもらいたいと思います。一緒に作品を作ってくださる女優に巡り会えることを楽しみにしています」と、48グループを対象としたオーディションに強い期待を寄せていた。

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