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UPDATE|2020/04/22

「ありのままの私で」HKT48 新センター・運上弘菜の“愛される条件”

HKT48の13thシングル『3-2』MVのワンシーン


2018年の暮れ、運上は地元・北海道の新CMキャラクターに抜擢された。珍味の販売を中心に手掛ける企業「江戸屋」の「鮭とばシリーズ」のCMに出演することになった。テレビでオンエアされるようになると、オーディションに反対していた兄は妹を認めるようになったという。それまでは妹の活動に興味を示さなかったのに、帰省するたびに服を買い与え、ご飯をご馳走してくれるようになった。

「それはそうですよね。HKT48に入ったといっても、今まではどんな活動をしているかさえ、調べないとわからない存在だったから……」

先月、何度か取材した中で、運上はそうつぶやいた。ファンの期待だけでなく、家族の期待を背負って活動していかなくてはならない。2か月に一度、福岡の自宅に来てくれる母親は、部屋のどこかに北海道で買ってきたお土産を隠し、それを娘が探すのが恒例になっている。お土産を見つけた21歳の娘は家族のぬくもりを感じて、ガランとした部屋で毎回涙する。

運上弘菜は愛される条件をいくつも満たしている。HKT48というグループがより愛されるために、指原卒業後初となるシングルで彼女がグループの顔になることは必然だったのかもしれない。

AUTHOR

犬飼 華


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