さくら学院が4月26日、YouTubeの公式チャンネルに、彼女たちの代表曲『FRIENDS』の特別バージョンの動画を公開し、話題になっている。
『FRIENDS ~STAY HOME,SAVE LIVES~』と題された動画は、2019年度のメンバー12人がそれぞれの場所からリモート出演し、曲に合わせてダンスをし、途中手洗いシーンやメッセージを掲げたりといった内容をはさんで構成。公式ツイッターでは「みんなが元気に動いている姿をお届けできればと思い、FRIENDS特別バージョンの動画をアップしました!少しでも楽しい気持ちになっていただけると嬉しいです 一緒に体を動かしていただいたり、ぜひおうち時間のお供にご視聴ください」と、動画の趣旨をつづっている。
この動画にファンからは「素敵な作品をありがとうございます!」「めっちゃ元気出ました!」「感動しました。みんなの元気な姿が見られて嬉しい」「久しぶりにメンバーの動いてる姿が見れてよかったです」「涙出ました!明日からも頑張れます!」といった反応が寄せられている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ファンと直接会う機会を失ったアーティストから、ネットを通じてファンへメッセージ動画をプレゼントする動きが活発になり、さまざまなアイドルグループからも同様の動きが数多く発信されているが、さくら学院の動画はファンにとって特別に感慨深いものがありそうだ。
「さくら学院には小学5年生から中学3年生までのメンバーが在籍しており、毎年年度末をもって中3メンバーはグループを卒業するのですが、19年度はコロナウイルス禍のため卒業式公演がまだ行えておらず、現状いつ卒業式が行えるのか不透明です。通常ならGW最終日に転入式を行い、新メンバーを迎えるのですが、そのようなわけでいつから20年度をスタートできるのかも目途が立っていません」(アイドル誌ライター)
2010年に結成されたさくら学院にとって、20年度は記念すべき10周年イヤー。
「3月に卒業するはずだった中等部3年の4名も、10周年に向けて気合いを入れていた在校生も、恐らく心中モヤモヤした気分も、自分たちではどうにもならない悔しさもあるはず。そんな中、ファンを元気づけるために笑顔でのパフォーマンスを届けてくれた12人に、父兄(さくら学院のファンの名称)たちの感慨もひとしおなのだと思います」(前出・アイドル誌ライター)
動画は最後に「離れていても心はひとつ(LOVE)」という12人からのメッセージで締められているが、この言葉通りにメンバーも父兄も心をひとつにして、ウイルスを乗り越え、また素敵なライブを行ってほしい。