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UPDATE|2020/05/05

セクシー女優引退から1年、レジェンド吉沢明歩が語る「引退後の日常と結婚」

撮影/松山勇樹

セクシー女優の吉沢明歩が3月31日(火)に書籍『単体女優 AVに捧げた16年』(光文社)を発売した。昨年3月に卒業するまでおよそ16年にわたってトップ女優としてAV界で活躍してきた吉沢明歩。その間に出演した作品は351本、発売した写真集は10冊にのぼるなど、いずれもセクシー女優としてトップの数を記録している。

卒業後はコラム執筆などを続け、このほど書籍を発売したばかりの吉沢に、AV時代の話から「恵比寿マスカッツ」のメンバーとして活躍したアイドル時代の話、そしてAV引退後の今の話を聞いた。(3回連載の3回目)

>>インタビュー(1)「新人時代と恵比寿マスカッツ時代」はこちらから
>>インタビュー(2)「AV女優としてのジレンマ」はこちらから

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──AV引退後、こういう活動をしようみたいなプランはあったんですか?

吉沢 応援してくださったファンもいらっしゃいますので、そこで完全に引退というよりは、芸能活動は続けていこうと思いました。ただレギュラーが決まっていた訳でもなかったですし、しばらく休ませてもらって、旅行にでも行こうかなと漠然と考えていました。いざAVを引退して休んでみると焦りもあって。「私これから大丈夫かな?」って不安になりました(笑)。それまでは毎週末イベントで地方に行ってたので、なくなってみると寂しかったですね。

──引退後は不定期にオフ会などを開いていますけど、それ以外はどう過ごしていたんですか。

吉沢 料理教室に通ったり、旅行に行ったり、趣味の時間にあてていました。最近はサウナにハマっています(笑)。

──どうしてサウナにハマったんですか?

吉沢 札幌で番組をやらせて頂いてたんですけど、そちらのスポンサーさんが男性専用のスパを経営していて、ロウリュのイベントに出させて頂いたんです。

──吉沢さんがタオルを振るってことですか?

吉沢 はい(笑)。そこではデカい団扇を使ってロウリュをするんですけど、その時にバーッと汗をかけるし、ストレス発散にもなるなと思ったんです。さらに去年、ドラマの『サ道』(テレビ東京)を見て、今まで知らなかったサウナの入り方を知ったら、より興味が出てきて通うようになりました。

──料理教室は花嫁修業のためですか?

吉沢 それもありますけど(笑)。純粋に料理を作るのが好きなんです。

──本書では交際男性のことも赤裸々に綴っていますが、躊躇しなかったですか?

吉沢 かなり躊躇しました。できれば書きたくなかったです。16年間、「付き合っている人はいません」というのを通してきたのに、ファンの方が、これを読んだ時にがっかりするんじゃないかって心配な部分もありました。でも吉沢明歩として活動してきて、表ではファンの方に支えてもらったんですけど、裏では交際した男性に支えてもらったこともあって、どちらも書かないと厚みが出ないなと感じたんです。

──過去の恋愛を思い返すと辛い面もありますよね。

吉沢 思い返してみたら自分本位な恋愛ばかりしてきたんだなと反省しました(笑)。

──別れを切り出すのは吉沢さんからが多いですが、あまり男性に依存するタイプではないんですか?

吉沢 交際している時は依存するんですけど、常に自分の中では仕事が第一にあったので、それが揺らぐぐらいだったら一緒にいなくてもいいかなって。最初から人気女優ではなかったので苦労した時代もあったし、自分なりに悩んで今のポジションがあるって考えると、仕事に理解のない相手に対して「それまでの私の苦労を知らないでしょう」って思うんですよね。
AUTHOR

猪口 貴裕


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