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UPDATE|2020/06/21

遠藤利明・元五輪担当相が語る(5)「自民党には安倍さんと谷垣さん、両方のタイプがいてバランスがとれる」

左から井上咲楽、遠藤利明 撮影/松山勇樹

『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、今回は2020年東京オリンピック・パラリンピック大臣などを歴任した遠藤利明議員が登場。第5回目は現在の自民党について。(5回連載の5回目)

【写真】遠藤議員のキャッチフレーズ入り“当せんべい”

>>(4)「アジア各地に学校を…」“ともだち小学校” プロジェクトから続く

井上 遠藤さんは山形県会議員時代には自民党所属で、初めての衆院選に出馬されるタイミングで日本新党に加わったと聞いています。

遠藤 そうですね。県会議員になる前、国会議員の秘書をやっていた時期も自民党員でした。ただ、衆院選に出ようとなったとき、自民党から公認してもらえなくてね。当時、細川護熙さんが立ち上げた日本新党から誘われ、選挙告示の3日前だったかな。日本新党の推薦もらったんですよ。

井上 直前ですね。

遠藤 うん。とはいえ、新党ブームの起点となっている東京で、こちらは山形県。あんまり影響はないと思っていたんだけど、いざ選挙となったらブームに乗った形になってね。その後も「○○劇場」など、選挙を左右するブームはあったけど、やっぱり流れというのは大きいものです。ただ、当選後しばらくは日本新党に入らず、状況を見極めて、細川政権が本当に政治を変えるつもりだと感じてから入党したんですよ。ところが、半年もしないうちに日本新党はなくなってしまったんですね。

井上 戸惑いましたか?

遠藤 こちらも国会議員として一期目ですからね。それで、この先どうすると考えたとき、自民党には知っている人も多いし、考え方も近いということで復帰しました。

井上 そういう場合、出戻った的な居づらさは生じないものなんですか?

遠藤 まあ、何か言う人はいたかもしれないけど、自分としては県会議員時代も所属していましたからね。また、私が取り組んできたのが教育やスポーツの分野であったのもよかったと思います。今も変わりませんが、役立つ政策であれば賛成する議員が、自民党、立憲民主党、共産党など、党派を超えて協力しやすいんですよね。ですから、自分としてはすんなり自民党に居場所を見つけられた感覚でいましたね。


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