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UPDATE|2020/06/20

半生が小説に、蒼井そら「AVの世界だけで終わってしまうのが嫌だった」

蒼井そら(撮影/西邑泰和)

蒼井そらの半生を、作家・藤原亜姫がストーリー化した小説『夜が明けたら 蒼井そら』(主婦の友社)が6月19日(金)に紙版と電子版で発売された。

2002年6月にグラビアデビューした蒼井そら。日本を代表する国民的セクシータレントとして、グラビア、バラエティ、アダルトビデオ、Vシネマなどで幅広く活躍。2018年1月に結婚し現在は双子の母だ。中国でもタレントとして活動し、中国版Twitter・Weiboではフォロワー数1900万人を超える。今回、小説化のために約5カ月間にわたってインタビューを受けたという蒼井そらに、小説と自身の半生を改めて振り返ってもらった。(3回連載の1回目)

*     *     *

──ご自分の半生をテーマにした小説という企画を聞いたとき、どんな印象を持ちましたか?

蒼井 私を物語にして面白いのかな、何にもないですよと思いました(笑)。でも担当編集の方から、「この小説を通して女性へのメッセージを届けたい」と熱く語っていただいて、私自身がやりたいことと共通していたのでお受けしました。

──藤原亜姫さんの視点で大胆に描かれたストーリーを読んで、どんな感想を持ちましたか?

蒼井 5カ月間、2~3週間に1回のペースで取材を受けたんですが、根掘り葉掘りエピソードを拾ってもらったら、意外にいろいろあったんだなと。けっこう私って大変な人生だったんだなと感じました。

──長期間に渡って自分の半生を振り返るってめったにないことですよね。

蒼井 ここまでディティールを振り返ることがなかったので楽しかったです。

──小説の心情は、蒼井さん自身の心情に近いものですか?

蒼井 周りの登場人物は脚色も入っていますけど、私自身のことに関しては、ほぼ脚色せずに書いていただきました。

──小説の中で、事務所に入ることを決意するときも、初めてのAV撮影の後も、主人公・そらの強さがすごく印象に残りました。実際もそうだったのでしょうか?

蒼井 やると決めたからには、絶対にやり通さなきゃという気持ちで事務所に入ったので、後悔してはいけないという覚悟があったんです。振り返らずに前を向いて、「やってやろう!」という強い気持ちでした。
AUTHOR

猪口 貴裕


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