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UPDATE|2020/07/21

はんにゃ川島が語る腎臓がん後の生き方「後悔がないようやりたいことをやりたい」

『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせる はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット』(扶桑社)を発売したはんにゃ川島章良さん


──川島さんは料理の腕前も素晴らしいですが、料理人を目指したことはないんですか?

川島 実はあるんです。オヤジの実家が京懐石の店を70年以上やっているのもあって、僕自身も小学3年生の頃から料理をしていました。オヤジのお兄さんが吉兆さんで10年修行して実家に戻ってきたんですけど、その関係で吉兆さんの弟子ルートがあったんです。なので中学卒業して吉兆さんに修行に行く選択肢もあったんですよ。ただ進路を考えていたときに、漫画『味いちもんめ』の連載をリアルタイムで読んでいて、和食の世界はきつい仕事だなと思ってやめたんです(笑)。

──ということは小さい頃から舌は肥えていたんですか?

川島 親から聞いたんですが、食事に冷凍食品が入っていると、それに気づいて文句を言ってたらしいです。

──吉本芸人の中でも、川島さんはYouTubeを始めたのは早いほうでしたよね。

川島 このコロナ禍でバーッとYouTubeを始めた芸人が増えましたけど、僕が始めたのは2018年8月 なので、カジサックさんより早かったんです。なので吉本芸人YouTuberということでは僕が先輩です。チャンネル登録者数は僕が5万人、カジサックさんが204万人なので40倍以上も差がついていますけどね(笑)。ただ、「かわだしクッキング観てます」って男性から声をかけられることは増えています。あと視聴者層が40代から50代が多くて、男女比率は半々ぐらいで、はんにゃファンとは違う層が観てくれているのも実感しますね。

──YouTubeとテレビで見せ方などの違いはありますか?

川島 YouTubeのテンポって、めちゃめちゃ早いんですよ。それって編集だけではどうにもならなくて、しゃべり自体も早口じゃないといけないんです。そもそも僕は早口で、仕事では意識的にゆっくり話すようにしているので、YouTubeでは普段に近いテンポでしゃべっていますね。

──今回の書籍の出版もそうですが、川島さんは芸人としての活動を続けながら、吉本坂46のメンバーであり、幅広い資格を取ったり、全国で公演をしたり、YouTuberに挑戦したりと様々な活動をされています。幅広い活動をしようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

川島 2014年11月に腎臓がんが見つかって、2014年末に摘出手術を受けて。そのときに、いつ死んでも後悔がないように、できるだけ自分のやりたいことをやろうと思ったんです。
AUTHOR

猪口 貴裕


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