FOLLOW US

UPDATE|2020/07/22

タワレコ嶺脇郁夫社長が語る眉村ちあきの魅力「常識を逸脱した行動力と多彩なメディア展開」

映画『眉村ちあきのすべて(仮)』

圧倒的なメロディーセンス、ユニークな歌詞、伸びやかな歌声で聴くものを魅了する“弾き語りトラックメイカーアイドル”眉村ちあき。ミュージシャンとして作詞作曲や楽曲制作までこなすだけでなく、テレビやラジオでは天性のトーク力を発揮。さらには自ら会社を設立し、ユニークなイベントやライブを開催する。そんな多彩な才能を発揮している彼女がエグゼクティブプロデューサー、主演、音楽と1人3役を担当した映画『眉村ちあきのすべて(仮)』が7月17日(金)より公開された。それを記念して、ブレイク前から彼女に魅せられてきたタワーレコード代表取締役社長・嶺脇育夫氏が、眉村ちあきの非凡な才能を語る。

     *     *     *

【写真】ドキュメンタリー? 予測不能の映画『眉村ちあきのすべて(仮)』場面カット

 出会いは忘れもしない2017年9月上旬、僕が音楽ライターの南波さんとパーソナリティーを務める『南波一海のアイドル三十六房』の生放送中、客席に眉村さんがいたんです。最初は後ろの方にいたんですけど、紫色の衣装を着ていたので目立つんですよ。しかも挙動不審で変な子が来たなと思っていたら、番組が進むのと共に前に来て、最終的には最前列にいたんですよ。この番組はアイドルであれば誰でもウェルカムで、来る者拒まずでやっていたんですけど、飛び込みで出させてもらえると聞いて来たらしいんです。

 結局、出演は11月の回に出てもらうことで話がまとまったんですけど、そのファーストコンタクトの日に、『海苔汁』というCD-Rをもらったんです。それを聴いたら非常に良くて、曲のバラエティさが半端なくて、中でも『ちゃら』という曲が僕には響きました。メロディーが良かったし、すごく詞も良かった。南波さんとも「すごいよね」という話をしました。

 そして『アイドル三十六房』に出てもらったら、いきなり350人規模のLOFTでワンマンしちゃうとか、会社を設立するから記者会見を開くとか突拍子もないことばかり言い出して、とにかくそれが面白くて、初対面のわりに会話もスイングする。ある種、戦略的なところもあって、どこに自分を持っていったら注目をされるか分かっていたんでしょうね。
AUTHOR

猪口 貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事