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UPDATE|2020/07/23

“ひま粒し”吉川友インタビュー(2)「かさばるのがとにかく苦手」きっかのミニマリズム論

吉川友 撮影/荻原大志



──でも移動中のアイドルって、大きいキャリーバッグをコロコロ転がしていることが多いですよ。ヘアアイロンとかスマホの充電器とかが入っているんじゃないですか?

吉川 それは人に借ります。なんならメイク道具も借りちゃいます。(小さいポーチを指さしながら)今日だって、これだけですから!

──そういえば今日も、この取材現場になぜかトウモロコシを抱えながら現れましたよね。

吉川 あぁ、それはちょうど駅前で安売りしていたので……。帰りだとなくなっちゃうかもしれないじゃないですか! ヘアアイロンは持ち運びたくないけど、トウモロコシなら苦にはなりません。

──フリーダムですね(笑)。そんな吉川さんですが、意外に神経が細やかだという情報もあります。ホテルでは部屋の浴槽が使えないとか?

吉川 無理なんですよね~。おそらく自分の前に何百人も使っているわけじゃないですか。そういうのを想像すると、ちょっと……。逆に大浴場は好きなんですけど。

──そっちの方が不思議です。

吉川 大浴場は広いですから。広いと苦手意識はなくなるんです。まぁでも要するに潔癖性なのかもしれないな。お風呂やトイレはもちろん、ドアノブを直接触るのも抵抗がありますし。他にも電車のつり革とかがダメなんですよ。

──潔癖症だと言うわりには、他人が食べているものを平気で奪うらしいじゃないですか。

吉川 うん、食べ物はまったく問題ないです。よく「他の人のお母さんが握ったおにぎりは無理」とか言う人がいるじゃないですか。「鍋をみんなで食べるのが苦手」とか。生きづらいだろうなって思うんです。そもそも他人が食べているものって美味しそうに見えますからね。

──「人間ドッグ前日、夜8時以降の食事は禁じられていたのに深夜までバクバク食べていて驚いた」。この証言については、いかがですか?

吉川 ……自分に正直に生きたいだけです。

>>(3)に続く(23日17時公開)

(取材・文/小野田衛)

▽吉川友(きっかわ・ゆう)
1992年5月1日生まれ、茨城県出身。A型。2007年にハロプロエッグに加入、アニメ『きらりん☆レボリューション』(テレビ東京系)内のユニット「MilkyWay」としても活動し、2011年にソロデビュー。
Twitter:@kikkawa_you
CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/荻原大志


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