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UPDATE|2020/07/27

ドラマ『13(サーティーン)』主演・桜庭ななみ「毎シーンが、クライマック」

相川百合亜(桜庭ななみ)/オトナの土ドラ『13(サーティーン)』

桜庭ななみが主演するドラマ『13(サーティーン)』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)が8月1日(土)にスタートする。

BBC人気作品をリメイクした、不条理な現実と連鎖する事件のはざまで揺れ動く人々を描いた衝撃のクライムサスペンス。桜庭演じる主人公・相川百合亜は、13歳で誘拐され、13年後に突然家族の元に帰ってきた、美しくはかなげで不思議な魅力を持つ女性。彼女が突然家に戻ってきた時、止まっていた歯車が動き出す…。

主演の桜庭みなみに作品の魅力や役への向き合い方などを聞いたインタビューが到着した。

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──相川百合亜役の印象、演じる上での大変さはありましたか?

桜庭 サスペンス作品の経験があまりなかった私にとって、今回の役は新たな挑戦でした。百合亜という女性は、心の奥底では何を考えているのかわからないところが魅力的でもあり、不思議な魅力を持っています。人とは違う環境の中で思春期を過ごしているので、心は13歳で止まっているような感じがして、感じたことを表現するのが難しかったです。

見てくださる方には「百合亜は何を考えているのだろう?どういうことを思っているのだろう?何を隠しているのだろう?」と想像していただきたくて、いつもより表情をつけずに、心の中でお芝居をしている感覚が強かったです。

共演者の皆さんとも仲良くさせていただき、現場はとても楽しかったです。ただ、内容はとてもシリアスなので、現場の皆さんとは「毎シーンが、クライマックス!」と言っていました(笑)。

──この作品はBBC人気作品のリメイク版ですが、主演を演じる上で刺激を受けたことや、参考にされたことはありますか?

桜庭 BBCの作品は主役のアイビーがとにかく魅力的でした。最後まで答えがわからないような彼女の表情や動き、言葉の運び方もとても素敵で、自然に物語に引き込まれていきました。日本版は“家族”をメインにしているところが原作とは異なりますが、違った角度で作品の魅力が出せるといいと思います。

──台本を読んだ感想を教えてください。

桜庭 今回の台本は主人公の百合亜が13歳で誘拐され、13年後に家族の元に帰ってきたところから物語が始まります。連れ去られていたときのことではなく、26歳になった百合亜を取り巻く家族の心境や13年の間で変わってしまった周囲の環境に戸惑う心情を丁寧に描いていて面白かったです。

──百合亜で最も意識したところはどんなところですか?

桜庭 相手によって話し方を変えたりしました。犯人の一樹(藤森慎吾)を信じ込ませたり、寄り添うときには本気っぽい話し方にしたり、逆に家族といるときには13歳の少女のような話し方にしたり。百合亜の本心を探りながら観ていただけると嬉しいですね。

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