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UPDATE|2020/08/16

AKB48横山由依がYouTubeを語る「再生回数にとらわれず、等身大の自分が表現できることを重視しています」

AKB48 横山由依 撮影/荻原大志



——YouTubeを始めてすぐSTAY HOME期間に入りました。自由な時間が増えたのでは?

横山 AKB48に入って11年、こんなに自由な時間があったことはありません。ほとんど自宅で過ごしてきましたけど、そこで気が付いたのは、私はじっとしていられないタイプだということ。例えば、オンラインでボイトレを受けたり、カメラの講座を受けたりしています。英会話も映像編集も教えてもらっています。時間があれば学ぶことに使いたい人なんだなって分かりました。それが今後に活かされたらいいと思いますし、AKB48を卒業してからどんな自分になっていたいかというビジョンが見えてきた気がします。今までだったら、スタッフさんに整えてもらったものをメンバーが行うという流れだったけど、そうじゃなくて、自分が好きなことを自分で形にしていくということに興味があります。

——他のメディアやSNSとの違いは感じていますか?

横山 他のSNSより外国語のコメントが多いです。全世界でつながっているという感覚になりますね。再生回数が多いほどいいのかもしれないけど、今は目先の数字にとらわれるのではなく、等身大の自分が何を表現できるかということを重視しています。常にチャレンジです。

——印象に残っている動画は?

横山 雑誌『りぼん』(集英社)のお店に行く動画です。私のチャンネルの中で一番多く再生されているんです。理由を考えてみたんですけど、『りぼん』に興味ある方が観てくれたのはもちろんなんでしょうけど、私の素がよく出ていたのかなと思って。あの動画はお姉ちゃんが撮ってくれたもので、妹としての私がにじみ出ていると思うんです。最近の私は総監督だったからちゃんとしないといけないとか、構えてしまうことが多かったと思うんです。でも、家族の前ではカッコつける必要もないから、それがよかったのかなって。

——それこそ10年前は“先輩の中に混ざる妹”でしたけど。

横山 ファンの方に、「先輩といるゆいはんが好き」って言われることもあったんですけど、私としては何を変えているつもりもないから、「何を言われてるんだろう?」と不思議だったんです。でも、お姉ちゃんが撮影してくれた動画でやっと合点がいきました。

——絵本の読み聞かせ動画は新鮮でしたね。40分以上の大作でもあり。

横山 小学生の頃、なかむらみつるさんの絵本が好きだったので読ませていただきました。外出できない時期だから、図書館や本屋さんに行けない方のために少しでもお役に立てたらと思ったんです。読み終わったら、なんとなかむらさんから私宛てのイラストをサプライズで見せていただいて感激しました。

AUTHOR

犬飼 華


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